iPhone SEは2017年前半にはアップデートされない?KGI予測
2016年3月に発売され、2017年の同時期に後継モデルが出るのでは、との期待もかかっていたiPhone SEですが、KGI証券はその可能性は低いとの予測を明らかにしました。
2017年前半には新型iPhone SEは発売されない
KGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は最新の調査メモにおいて、iPhone SEが2017年前半にリリースされない理由について、Appleはハイエンドモデルの高いマージンを維持しようとしているため、と説明しています。
ただしクオ氏が「出ない」と明言しているのは2017年前半についてなので、後半にリリースされる可能性は否定されていません。
Apple、部品メーカーに値下げを迫る
またAppleは高いマージンを維持するために、部品メーカーに対し値下げを迫るだろうとクオ氏は述べています。早ければ11月中、遅くとも12月には、サプライヤーによる値下げが始まるというのがクオ氏の見方です。
ただしすべての部品メーカーが値下げを余儀なくされるわけではなく、SamsungやTSMCなど、特定部品を独占的に供給しているメーカーは影響を受けないだろうとし、Samsungについてはむしろ3GB DRAMと3D NANDフラッシュメモリの値上げを敢行する可能性もある、としています。
2017年前半のiPhone出荷台数は前年同期比減
クオ氏は2017年前半のiPhoneの出荷台数については、中国市場における需要が低迷していること、4.7インチ型iPhoneの出荷台数が落ちていること、またiPhone SEが同時期にリリースされないことを理由に、前年対比で減少する、と予測しています。
具体的には、2017年第2四半期(1月−3月期)におけるiPhone出荷台数を、前年同期の5,120万台から減少して4,000万〜5,000万台、2017年第3四半期(4月−6月期)についても前年同期の4,040万台からやはり減少して3,500万〜4,000万台になると予測しています。
Source:AppleInsider
(lunatic)