近いうちに折りたたみ可能なiPhoneが登場?Appleが新たに特許取得
折りたたみ可能なスマートフォンと言えば、SamsungのProject Valleyですが、Appleも負けじと同様のデバイスを開発しています。
シーンに応じて自由に折りたためる
米国特許商標庁(USPTO)が新たに公開した特許は、Appleが2014年8月に申請したもので、「カーボンナノチューブ構造あるいはカーボンをベースとした他構造による電子デバイス」と題されています。
特許の内容は、フレキシブル基板で信号を伝達するためにカーボンナノチューブを使えば、基板を傷つけることなくディスプレイを折りたたむことが可能になるというもので、画像のように折り目に沿ってデバイスを二つ折りにできてしまいます。
一見するとラップトップのようですが、折り目を複数設けられるので、様々な形状にデバイスを変化させることが可能です。例えば、持ち歩きの際には蛇腹のように折りたたみ、移動中は二つ折りに、動画を鑑賞する際は大きく広げるなど、シーンに応じて様々な使い分けが想定できます。
なお、Appleは7月にも、iPadやMacBookにも利用できる折りたたみ可能なディスプレイの特許を取得しています。
SamsungやLGも開発中
折りたたむことができるデバイスの開発は、AppleのほかLGやSamsungなども手がけていることが分かっています。例えば、LGは「グニャグニャ曲がるスマートフォン」としてすでにG Flex 2を展開しているほか、巻物のように扱えるフレキシブルディスプレイの開発で知られています。
また、SamsungもProject Valleyの名の下に、折りたためるスマートフォンを2017年にもリリースすると言われています。もっとも、同年に発売予定のGalaxy S8の噂は色々と出てきても、折りたたみスマートフォンについては一向に話が聞こえてこないことから、2月のMWC(Mobile World Congress)でのお披露目は見送りが濃厚となりそうです。
Source:Patently Apple[1],[2]
(kihachi)