Samsung、世界各地の空港にGalaxy Note 7交換用ブースを設置

Samsungが、爆発事故の多発を理由に、製造および販売の打ち切りを決めたスマートフォン、Galaxy Note 7を回収・交換するためのブースを、韓国、オーストラリア、米国の空港に設置したことがわかりました。
まず韓国とオーストラリアに設置
Samsungはまず、韓国の仁川(インチョン)空港内に、Galaxy Note 7を回収・交換するための専用ブースを設置し、その後オーストラリア国内のシドニー空港、メルボルン空港、ブリスベン空港、アデレード空港、パース空港、ゴールドコースト空港、キャンベラ空港内にも設置しました。
ほとんどのブースは現地時間午前6時から午後8時まで営業しており、Galaxy Note 7をほかのSamsung製スマートフォンと交換することができます。
米・カナダでは政府レベルで機内持ち込みを禁止
Samsungは世界各地の他の空港内にも交換ブースを設置するとしており、米国内ではサンフランシスコ国際空港にすでに設置されていることを、AppleInsiderがTwitterへの投稿から確認しています(下のツイートを参照)。米国内を運航する飛行機内へのGalaxy Note 7の持ち込みは、米運輸省と連邦航空局によって禁じられており、持ち込んだ場合刑事罰の対象となる可能性があります。
米国以外でもカナダ政府が同じく機内への持ち込みを禁止したほか、オーストラリアの主要航空会社も持ち込みを禁じる声明を発表しています。
Samsung has a team of representatives at SFO to help customers with the Note7 phone. It's banned from US flights. pic.twitter.com/2IiEcg6hsU
— Sergio Quintana (@svqjournalist) 2016年10月17日
搭乗寸前にあせる人々への対策
Samsungが空港内への交換ブース設置に至ったのは、飛行機内への持ち込みが禁じられていることを知らずに空港に到着、搭乗寸前にあせるユーザーが少なくないためのようです。
同社はすでにGalaxy Note 7の製造・販売を中止し、回収および交換プロセスを進めています。
Source:AppleInsider,CNET
(lunatic)