iPhone6の「タッチ病」、集団訴訟相次ぐ〜米ユタ州でも
![タッチ病](https://iphone-mania.jp/wp-content/uploads/2016/08/18028-16100-defect-top-l-l-e1472289859233.jpg)
iPhone6、特にiPhone6 Plusで多数報告されている「タッチ病」問題で、新たにユタ州でも訴訟が起きていることが明らかになりました。
増える集団訴訟
タッチ病とは、iPhone6/6 Plusのディスプレイが指で触れても反応しなくなる問題で、ロジックボードにはんだづけされているタッチスクリーンのコントローラーICが、はんだづけが外れてボードから浮き上がってしまうのが原因です。
iFixitなどが問題を指摘して以来、相当数のユーザーが同じ問題に悩まされている事実が発覚し、カリフォルニア州、カナダでは集団訴訟が起きています。
そして今回、ユタ州でもタッチ病を巡る集団訴訟が起きていること、さらにカリフォルニア州の集団訴訟に新たに3つの弁護士事務所が加わり、原告団の参加者も増えていることがわかりました。
整備済みiPhone6 Plusで対処、問題解決せず
Appleではロジックボードの修理は行っていないため、タッチ病に見舞われたiPhone6/6 Plusのユーザーには、修理ショップに持ち込むか、新しいものに買い換えるかの選択肢しかありません。
Motherboardによれば、Appleはタッチ病を訴える一部のiPhone6 Plusユーザーに対し、整備済みiPhone6 Plusを329ドル(約3万4,000円)で提供していますが、それも受け取ってから数日から数週間でタッチ病の症状が現れた、との報告があるようです。
Appleが提訴を受け、裁判所に提出した文書によれば、少なくともタッチ病が起きていることは認識しているようです。ただし正式に問題を認める発言はしていません。
Apple、現時点では公式発言はなし
カリフォルニア州での集団訴訟で原告団を代表するマッカンライト法律事務所によれば、約1万人のユーザーから、集団訴訟に加わりたいとの連絡が届いているとのことです。
またこの訴訟には、さらに3つの法律事務所がそれぞれの原告団を率いて加わったことが明らかになっています。そのうちのひとつの法律事務所を代表するラーソン・オブライエン氏は、元連邦裁判所判事です。
話がさらに大きくなれば、Appleも正式に問題を認めざるを得なくなるでしょう。
Source:Motherboard via 9to5Mac
(lunatic)