iPhone6の「タッチ病」訴訟、アメリカに続きカナダでも

iPhone6

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iPhone6/6 Plusのディスプレイが指で触れても反応しなくなる「タッチ病」問題で、アメリカに続きカナダでも、Appleに対する集団訴訟が起きていることがわかりました。

カナダで2件の集団訴訟

カナダの弁護士事務所Merchant Law Groupが9月、Appleを相手取り、2件の集団訴訟を提起しました。1件はカナダ全土のユーザー、もう1件はケベック在住のユーザーを原告団とするものです。
 
いずれの提訴も、AppleがiPhone6/6 Plusに欠陥があることを知りながら、故意にそれを隠蔽し、顧客に対する適切な処置を怠ったと訴える内容となっています。
 
MerchantはAppleに対し、問題を解決するための費用として顧客1人につき約3万円を支払うよう求めています

Appleから満足いく回答得られず

原告団を代表するひとりであるトリナ・ワイガースさんのiPhone6が時々フリーズするようになり、指で触れても反応しないことが増えたのは今年初め、2年間の保証期間が切れて数カ月経過した頃のことです。
 
ワイガースさんはAppleに何度も連絡をし、問題を訴えましたが、満足のいく答えは得られませんでした。
 
今年8月にはApple Supportの上級アドバイザーに、タッチ病問題を取り上げたiFixitのリンクを送り、同様の問題が多発していると伝えたものの、「問題がAppleの製造過程にあるという情報はない」との答えが返ってきたのみだった、とのことです。
 
タッチ病問題については、8月に北カリフォルニアでも集団訴訟が起きています。
 
 
Source:CBC
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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