ロック解除を巡るApple対FBIの対決、再燃か〜テロリストがiPhone利用

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捜査を目的とした、iPhoneのロック解除を巡るApple対FBIの対決が、再燃する可能性が浮上しています。

ISIS関与か?ミネソタ州での事件

9月中旬、アメリカ・ミネソタ州のショッピングモールで、10人が刺されるという事件が発生しました。 デイア・エイデン容疑者はその場で警察によって射殺されています。
 
その後ISISが、同事件の背後にいたとする犯行声明を発表しましたが、ISISが関与していたという証拠はまだ見つかっていません。
 
米連邦捜査局(FBI)のリッチ・ソーントン特別捜査官は10月6日に開かれた記者会見において、エイデン容疑者のiPhoneを証拠として押収したものの、ロックがかかっていると説明し、現時点では解除できていない事実を明らかにしました。

注目される今後のFBIの動き

カリフォルニア州サンバナディーノ郡で起きた銃乱射事件で、犯人が所有していたiPhoneの内容を捜査に利用するため、FBIがAppleにロック解除を要請。これを同社が拒否したことで、最終的にはFBIがハッカーを雇い、相当な額を支払ってロックを解除したとされています。
 
そのため今回もFBIがAppleにロック解除を求めるのか、それとも前回のように別の手段を用いて解除するのかに注目が集まっています。
 
 
Source:Wired via MacRumors
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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