ウォール街の専門家はiPhone7をどう思っている?
事前のリーク情報が多かったためか、iPhone7/7 Plusはウォール街のアナリストらにそれほど大きな驚きは与えませんでした。しかし一部の専門家らは、iPhone7は売れると考えており、消費者は大幅なアップグレードが期待される来年発売のiPhone8まで待たないと見ています。
米メディアBusiness Insiderが、そうした比較的「ポジティブな」著名アナリストや投資家のコメントをまとめていますので、その一部をご紹介します。
ウォール街の専門家たちのコメント
「iPhone6sはいまひとつだったが、そのために抑圧されていた需要とインストールベースの伸びに支えられたアップグレード欲求により、iPhone7からはまた堅牢な製品サイクルが期待できると思う」(Goldman Sachs、シモナ・ジャンコウスキ氏)
「やや高価格なiPhone7 PlusとAirPodsの導入は若干ポジティブだ」(Citi、ジム・スヴァ氏)
iPhone7 Plusと16,800円で発売されるAirPodsが、Appleの売上総利益を引き上げると見ているようです。
「iPhone7発売はポジティブに捉えており、その改良点の多くが、買い替え・アップグレード需要を促進すると思う」(Macquarie、ベン・シャシュター氏)
シャシュター氏はiPhoneの売り上げは当面安定、Appleの利益成長を支えるのはアプリ売り上げになる、と述べています。
「iPhone7/7 Plusのバッテリー寿命はiPhone6s/6s Plusより2時間半伸びている。6月に実施した当社の世界スマートフォン調査で寄せられた最大の苦情がバッテリー寿命であり、その改善はユーザーの買い替え需要を喚起するだろう」(Morgan Stanley、ケイティ・ハバティ氏)
「今年のiPhone7/7 Plusのスケジュールは、防水のための歩留まり低下によって、昨年より数週間遅れたようだ。しかしこの影響が仮にあったとしても、短期的なものになるだろう」(野村證券、アン・リー氏、シャオタン・リー氏)
「財政面で興味深いのは、iPhoneの第一次発売国が昨年の12ヵ国から28ヵ国へと増えた点だ。このことは初動売り上げを昨年よりも引き上げるだろう」(JP Morgan、ロッド・ホール氏)
「SamsungがGalaxy Note 7で問題を抱えているため、Appleはこのホリデイシーズンは市場シェアを維持、場合によってはさらに拡大できる可能性がある」(Canaccord Genuity、ジョシュア・ライリー氏)
Source:Business Insider
(lunatic)