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2016年8月22日 23時14分

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東京オリンピック、メダルの材料は「回収したスマホ」!?

Liam
 
4年後の東京オリンピックで選手に授与されるメダルは、廃棄されたスマートフォンなどの電子機器から製造する計画がある、と日本経済新聞が報じています。

国内の電子機器から年間143kgの金を回収!

「都市鉱脈」と呼ばれるように、スマートフォンなどの電子機器には金をはじめとする貴金属が使われています。
 
2012年のロンドンオリンピックでは、メダルの製造に9.6kgの金、1,210kgの銀、700kgの銅が使われました。メダルの主原料はブロンズとはいえ、相当な量です。
 
一方、日本国内で廃棄されるスマートフォンなどの小型電子機器からは、2014年だけで143kgの金、1,566kgの銀、1,112トンもの銅が回収できているそうです。
 
日本は天然資源には恵まれていませんが、世界の16%の金、22%の銀が電子機器類として日本国内に存在します。
 

廃棄された電子機器でメダルを作るという案は、東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会のほか、環境省、東京都、NTTドコモの役員、田中貴金属工業やリサイクル事業者が出席した6月10日の会議で「持続可能な未来」という観点から議論されました。

東京オリンピックのメダル製造で、電子機器のリサイクル意識向上に期待

課題は、日本国内では電子機器のリサイクルが普及の途上にあることです。2013年に家電リサイクル法が施行されましたが、年間65万トン廃棄される電子機器類のうち、同法によってリサイクルされているのはわずか10万トン程度にとどまります。
 
また、供給が特に限られている銀などはすでに大半がリサイクルされており、回収量を十分に確保できるかという課題も残ります。
 
一方、日本国内では牛乳パックやPETボトルのリサイクルは消費者に定着していることから、オリンピックのメダル製造をきっかけに、電子機器のリサイクルが普及することへの期待もあるようです。

iPhoneはすでに完全なリサイクルが確立

4年後の東京オリンピックでは、私たちが今使っている電子機器から作られたメダルが選手の首にかかるかもしれません。
 
ただ、iPhoneの場合は、Appleが回収した後、ロボットの「Liam」が、ネジ一本に至るまでパーツを選別・再資源化しているので、メダルの材料にはならないかもしれません。
 

 
 
Source:Nikkei Asian Review
(hato)

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