ロシア「iPhone6sに価格操作の疑い」で捜査に着手

    iphone6s

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    ロシアの連邦反独占庁(Federal Anti-Monopoly Service)は現地時間8日、AppleのiPhoneに独占禁止法違反の疑いがあるとして、捜査を開始したことを明らかにしました。ロイター通信が報じています。

    通報が捜査のきっかけに

    同庁は声明文で、「ロシア内のApple iPhone販売店において価格操作が行われており、その結果これらスマートフォンが同じ価格となっている」と述べています。
     
    連邦反独占庁は、2015年10月に一般市民から、16の主要販売店において、iPhone6sとiPhone6s Plusの価格が同じだったという通報を受けたため、捜査に踏み切ったとしています。
     
    連邦反独占庁が公開した文書に記されていた販売店のひとつであるMTSはコメントを差し控えています。またロシア最大の携帯電話販売店Eurosetは、他店との価格協定の事実を否定しました。

    アメリカでも独禁法違反で賠償金

    そもそもAppleとロシアとの関係はあまり芳しくない、と米メディア9to5Macは指摘しています。例えば2012年には先述したMTSが、「iPhoneの販売においてAppleが『独裁者のように振舞っている』」と訴えていたことが報じられています。
     
    また独占禁止法といえば、本国であるアメリカにおいても、Appleが手掛ける電子書籍「iBooks」が同法に抵触しているとの判決を受け、6月より4億ドル(約408億円)の賠償金支払いを開始したばかりです。
     
     
    Source:Reuters,9to5Mac
    (lunatic)

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