Apple、AppleCareで「新品じゃなくて中古に交換された」と訴えられる

AppleCare Apple

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Appleが、保証プランAppleCareを購入・利用したユーザーから「新品ではなく中古品に交換された」として提訴されました。

「新品と同等」は新品という主張

訴訟の争点となっているのが、AppleCareおよびAppleCare+に記載されている、端末が壊れた場合に代わりに提供される製品の「状態」です。Apple側が提示するポリシーは「性能および信頼性が新品と同等の(equivalent to new in performance and reliability)製品と交換する」となっています。
 

ビッキー・マルドナドさんとジョアン・マックライトさんは現地時間20日、北カリフォルニア地方裁判所で、2011年7月11日以降にiPhone、iPad、iPod TouchおよびAppleCareまたはAppleCare+を購入した人々の代表として、集団訴訟を起こしました。

敗訴となれば賠償金は莫大な金額に

2人の弁護士は裁判所に提出された文書において「『新品(new)』というのは部品がすべて新しく、完全なる未使用のものを意味する。修理した中古品(refurbished)という単語は、33ページもあるAppleCare+の説明書に1回しか登場しない。しかも部品を指す言葉として使われている」と主張しています。
 
原告側はAppleが保証違反、詐欺、消費者契約法(Consumers Legal Remedies Act)違反を犯しており、さらにAppleCare+が虚偽の広告であると訴えています。
 
Appleが今回の裁判で敗訴した場合、AppleCare+を購入したユーザーらに対し、莫大な賠償金を支払うことになります。
 
 
Source:Cult of Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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