iPhoneのヘルスケアアプリに「ドナー登録ボタン」、iOS10で追加

iOS10 ヘルスケア ドナー登録 アプリ

iOS10 ヘルスケア ドナー登録 アプリ
 
アップルは現地時間7月5日、iOSデバイス向けの次期OS「iOS10」のヘルスケアアプリにて、臓器提供ドナーに登録できるボタンを追加し、簡単にドナー登録が行えるようになると発表しました。

iOS10の「Medical ID」でドナー登録情報が確認可能

アップルの発表によると、iOS10では、ヘルスケアアプリで数回タップするだけで、臓器や眼球、組織などのドナー登録が行えるようになるとのことで、この機能の提供開始当初はアメリカのユーザーのみが利用可能となっています。
 
登録されたデータは、Donate Life Americaによって、National Donate Life Registryに直接送信される仕組みとなっています。
 
Donate Life Americaのデビッド・フレミングCEOは、「臓器移植の需要がはるかに臓器の利用可能な供給を超えているため、アメリカで移植を待つ人は、平均して毎時1人亡くなっている。そして、1人の提供者は、8つもの命を救うことができる」と述べ、iPhoneのヘルスケアアプリに同機能が搭載されることは、臓器移植を待つ人々の命を救うための大きな前進だとしています。
 
iOS10 ヘルスケア ドナー登録 アプリ
 
iPhoneユーザーの健康とフィットネスなどのデータが確認できるヘルスケアアプリでは、「メディカルID」機能が搭載されています。同機能は、例えばiPhoneユーザーが万が一の時に、最初の応答者が同ユーザーの重要な健康情報について、iPhoneのロック画面からアクセスできるものです。
 
「メディカルID」には病状やアレルギー、血液型などが示されるほか、iOS10では、ドナー登録情報が表示されるようになります。
 
 
Source:Apple
(asm)

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この記事を書いた人

前職は新聞社の校閲記者。経験を活かし2013年からライター、2016年から編集記者として活動中。iPhone歴は3GS→5s→6s Plus→X→11 Pro Max→12 Pro→14 Pro。

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