2015年のスマホ向け広告費、初めてPC向け広告費を上回る!

2015年は、iPhoneなどスマートフォン向け広告費がインターネット広告費全体の54%を占め、調査開始以降初めてPC向け広告費を上回りました。また、動画広告は急速な伸びが続いています。
2015年のスマートフォン向け広告費、PC向け広告費を抜き去る
デジタルマーケティングのD2Cは7月5日、「インターネット広告市場規模推計調査」の結果を公開しました。
2015年のインターネット広告費は9,194億円で、そのうちスマートフォン向け広告費は4,979億円(54%)で、PC向け広告費の4,215億円(46%)を初めて上回りました。
スマートフォン向け広告が前年比144%の伸びを示す一方、PC向け広告は前年比88%と、減少傾向にあります。
2016年の広告市場規模は、スマートフォン広告費が5,516億円で前年比111%、PC向け広告費は4,159億円で前年比99%と予測されています。スマートフォン向け広告費の成長が続き、インターネット広告全体の57%を占めるとD2Cは見ています。
2015年の動画型広告費は516億円、ネット広告費の5.6%を占める
最近、急速に成長を遂げている動画広告は、2015年の広告費が516億円となり、インターネット広告の5.6%を占めています。2014年と比べて178%の急激な成長を見せた動画広告費は、2016年には825億円(前年比160%)と、引き続き高い成長率が予想されています。
スマートフォン広告費、最大の伸びは「ソーシャル型」の202%
スマートフォン広告費を広告種別の成長率で見ると、2014年から2015年にかけて、「ソーシャル型広告費」が202%と最大の伸びを示しています。以下、「予約型広告費」が158%、「その他運用型広告費」が151%、「検索連動型広告費」が147%の順で続き、「成果報酬型広告費」は98%と、わずかながら減少しています。
Source:D2C
Photo:flickr
(hato)