Foxconn幹部「早ければ今年中にインドでiPhoneの生産を開始」
インドにアップルストアを開設すべく奔走しているアップルですが、直営ストア建造の条件として、インド国内でiPhoneを生産すること(または生産の目処を示すこと)が政府から義務付けられています。そのため、ストア開設は一時的に頓挫するなど難航してきました。
ところが、Foxconnの後押しによって、早ければ今年中にも、同国内でiPhoneを製造できるようになることが分かりました。
インドに生産拠点を持つFoxconn
Foxconnの幹部が明らかにしたところによると、インドのマハーラーシュトラ州にある同社の工場で早ければ今年中にも、iPhoneを含むスマートフォンの生産を開始できる体制に整っていることが判明しました。
Foxconnは、今後5年間で50億ドル(約5,000億円)をインドに投資することを明らかにしており、同国での生産体制を強化する方針を打ち出しています。当初インドでは、アップルではなく中国ベンダーのXiaomiと協力するとの見方もありましたが、仮に今回の報道が事実であれば、「次の中国」として、インドでのシェア拡大を狙うアップルにとっては大きな助け舟となりそうです。
8年の猶予も今年中に条件達成?
これまでは同国で直営ストアを運営する場合、部品を国内で調達する義務が販売者側に課せられていましたが、新たな制度のもとでは、小売事業として3年、製品に用いられる技術が国内では調達できない場合は、さらに5年の最大8年、インドでの部品生産・購入義務を免れることが出来ます。
ただし、アップル最大のサプライヤーFoxconnがiPhone製造をインドで行うとなれば、一挙にこの問題も解決されることとなります。
Source:威锋网
(kihachi)