フリマアプリ利用者の満足度は約9割!買い物時に4割弱は売ることを意識

フリマアプリ利用者の満足度は87.6%と非常に高く、買い物をする時に売る時のことも考えているユーザーが4割弱いることがわかりました。アプリ別では認知度、利用率とも「メルカリ」が圧倒的な強さを見せています。
フリマアプリの認知度は60.1%、うちDL経験者は23.2%
クロス・マーケティングは、「フリマアプリに関する調査」の結果を6月30日に公表しました。調査は20~49歳のスマートフォンを保有する男女を対象に、2016年6月3日から5日にかけてインターネットで実施されています。
フリマアプリの認知度は、内容認知が15.4%、名前だけ認知が44.7%で、合計認知度は60.1%でした。また、フリマアプリ認知者のうち、ダウンロード経験者は23.2%となりました。
フリマアプリのイメージは、利用者で「自由」「スピーディ」「スマート」のイメージが強く、非利用者で「女性的」「おしゃれ」といったイメージが強い傾向が見られました。
認知度は「メルカリ」が94.5%で断トツ!
フリマアプリの認知度は、「メルカリ」が認知合計で94.5%と、2位の「Fril」57.5%、「ラクマ」55.3%を大きく引き離しています。
認知経路は「テレビCM」が60.7%と最も高く、次いで「スマホアプリの広告」が30.3%で続いています。
利用率も「メルカリ」が65.7%でトップ
各アプリを現在利用しているアクティブユーザー率でも、「メルカリ」が65.7%とトップで、2位の「クルクル」38.1%、3位の「ショッピーズ」33.8%に差をつけています。
なお、認知度と利用度でトップとなった「メルカリ」は、6月にダウンロード数が日米合計で4,000万件を突破したと発表しています。
利用目的は「購入」がやや多く、カテゴリは「本・コミック・雑誌」がトップ
フリマアプリの現利用者に、利用目的を聞いたところ、「購入」が42.7%でトップ、「購入と販売」が34.3%、「販売」が21.3%と続いており、購入を目的としたユーザーがやや多い傾向にあります。
取引での値引き交渉は、購入経験者の67.9%、販売経験者の82.8%が経験しており、多くのユーザーが取引時の価格交渉を行っている様子がうかがえます。
取引経験のある商品カテゴリは「本・コミック・雑誌」が56.7%でトップ、以下「アパレル・服」42.5%、「DVD・ミュージック・ゲーム」41.6%と続きました。
フリマアプリの満足度は87.6%!
フリマアプリの総合満足度は「満足」「やや満足」の合計87.6%と、9割弱の高い満足度となっています。
個別の満足度が高かった項目は、「購入のしやすさ」が89.1%でトップとなっているほか、「出品のしやすさ」が81.8%、「アプリのデザイン」80.9%、「アプリ操作のしやすさ」79.8%などの項目でユーザーの高い満足度を得ています。
売ることを考えて買い物をするユーザーが4割弱
フリマアプリの現利用者に、買い物をする時に売ることを前提に考えるか、と尋ねたところ、「あてはまる」「ややあてはまる」の合計が38.2%となりました。フリマアプリユーザーの4割弱は、販売を想定して買い物をすることがある、という傾向にあります。
今後はサービス間の差別化競争が激化か
実際のフリーマーケットと違い、居住地域や時間の制約なく気軽に利用できるフリマアプリは、ユーザーから高い満足度を得て支持されています。
今後もフリマアプリが広く認知され、ユーザーが拡大するとともに、各サービス間の差別化競争が激化することが予想されます。
Source:クロス・マーケティング
(hato)