保冷剤?クーラー?発熱したiPhoneを冷ます正しい対処法
iPhoneが発熱してしまったとき、どうしていますか?
「保冷剤をあてる」「クーラーに当てる」などを試したことがある人も多いのではないかと思います。しかし、実はこの2つのうち、どちらかは「NG」な対処法なんです。
効果があると思ってやっていることが、かえってiPhoneの故障の原因になることも。そこで、今回は正しいiPhoneの冷まし方を紹介します。
やってしまいがちな発熱へのNG対処法
まず、「効果があるよ」と言われたら思わずやってしまいがちな発熱へのNG対処法をあげていきます。
1.冷蔵庫に入れる
冷蔵庫に入れて冷やせば、発熱したiPhoneもすぐにひんやり。と、言われれば確かにそんな気がしてくるのですが、これはNGです。
iPhoneを冷ますとき、冷蔵庫や冷凍庫などで急激に冷やすと、iPhone内部に結露が発生して水濡れ故障の原因になることがあります。
絶対にiPhoneを冷まそうとして冷蔵庫にいれるのはやめましょう。
2.保冷剤をあてる
保冷剤くらいなら冷蔵庫と違って局所的だし、大丈夫でしょ?とやっている人も多いと思います。
ですが、これもNGです。保冷剤を直接あてて冷やすと、まず保冷剤がとけたことによる水滴が水濡れの原因になります。さらに、結露ができる危険性もあります。
タオルなどにくるんで直接あてなければさほど害はないですが、効果もあまりないので、水気のあるもので冷やすのはやめましょう。
効果的な発熱の冷まし方は?
では、逆にどういった方法で発熱に対処するのが正しいのでしょうか。
1.うちわや扇風機、クーラーで涼しい風をあてる
熱を持ってしまったiPhoneに、うちわや扇風機で風をおくったり、クーラーで直接冷風をあてるのは効果的な方法です。
クーラーの風でも急激に冷えてしまわないの?と思うかもしれませんが、水気があるわけではないので水濡れの心配もなく、オススメの方法です。
ちなみに、風をあてるのは背面からが良いですよ。
2.iPhoneのカバー・ケースを外す
iPhoneが発熱する原因でご紹介したように、iPhoneのカバーやケースが放熱を妨害していることがあります。
通気性のいいケースを使うようにするか、熱を持ったときだけでも一時的にケースやカバーを外しておくと、熱が逃げやすくなります。
3.熱伝導率の高い金属の上にiPhoneを置く
なかなか難しいですが、iPhone本体を熱伝導率の高い金属の上においておくと、熱が分散されて冷えるのが早くなります。
また、銅箔を使って熱を逃がすヒートシンクグッズなどを使うのも有効です。
4.タスクを削除/iPhoneを再起動
iPhoneが熱くなる原因の1つに、複数のアプリを同時に動かすことや、処理の重たいゲームをプレイしていることがあげられます。
なので、熱を排出する原因になっているアプリを閉じたり、使っていないタスクを終了したり、iPhone自体を再起動することで、発熱の原因を取り除くことができます。
発熱がおさまらなければ、いくら放熱したところで意味はないので、なかなかiPhoneの熱がとれないというときは、アプリを終了させておきましょう。
5.放置しておく
最後に、iPhoneが熱くなっているときはしばらく触らずに放置しておくのも十分に有効な方法です。
iPhoneに触らなければ、自然放熱するのでそのうち元の状態に戻ります。
iPhoneが熱くなるのは「これ以上は無理だよ!休ませて!」という合図でもあるので、熱を持ってきたなと感じたらしばらくiPhoneを触らずに休ませてあげると良いですよ。