AppleクックCEO、インドでモディ首相と面談へ!お土産は1兆円の工場?
Appleのティム・クックCEOは、現在訪問中の中国・北京からインドに移動し、モディ首相と面談するとロイターが報じています。
クックCEO、インドを訪問しモディ首相と面談
ティム・クックCEOは、現在北京を訪問中ですが、そのままインドに移動し、モディ首相と面談する、と複数の情報筋からの話としてロイターが報じています。
クックCEOとモディ首相の面談は、昨年9月にモディ首相がシリコンバレーを訪問した際に続く2回目です。
インドは中国に続く有望市場として、Appleのみならず各社が注目していますが、販売されるスマートフォンの80%は150ドル(約16,000円)以下という価格に敏感なインド市場で、iPhoneはわずか2%程度のシェアしか獲得できていません。
4月には、iPhone SEを月額999ルピー(約1,600円)からレンタルできる新サービスを開始するなどの取り組みもはじまっています。
そんなインドでは先日、Appleが計画している中古iPhoneの販売計画が不認可になったばかりで、今回のモディ首相との面談のテーマとなると見られます。
中古端末の販売許可が出れば、「iPhoneアップグレードプログラム」で流入する端末の販売先となり、経済成長が続くインド市場でシェアを拡大する足掛かりを築くことができます。
1兆円のiPhone工場は首相へのお土産?
モディ政権は、インド国内のテクノロジー産業誘致を通じた雇用創出に注力しており、国内製造率が30%を下回る製品の直営販売店の開設を許可しない方針を取っていましたが、Appleは例外的に許可されています。
つい最近報じられた、Appleの主要サプライヤーであるFoxconnが約1兆円を投じてiPhoneの組み立て工場を建築するというニュースは、モディ首相へのお土産として用意されていた可能性もありそうです。
Source:Reuters, 9to5Mac
(hato)