「iTunesでの音楽DLサービスを終了する予定はない」、アップルが異例のコメント

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Apple Musicに注力するためiTunesのサービスを終了するかも知れないという観測について、アップルが否定するコメントを発表しました。こういった問題で同社が緊急声明を出すことは極めて異例です。

異例の声明を出す事態に

きっかけとなったのは、音楽関係ニュースメディアのDigital Music Newsが業界関係者からの情報として伝えた、「アップルが2年程度でこのビジネス(iTunes)から撤退する計画がある」とするニュースです。
 
「2年程度」と示された一方で、別の箇所では「3~4年か、もしくはもっと長い」と書かれるなど、記事について具体性の乏しさを指摘する声もありましたが、アップルの隆盛に貢献したiTunesとあり、サービス終了を検討しているとする内容は大きな話題となりました。
 
通常ならばコメントを拒否してもおかしくないアップルですが、さすがに事態を重くみたのか、アップルの報道官Tom Neumayr氏は即日、ニュースサイトRe/codeの取材に対し、事実とは異なるとしたうえで、「2年説」「3~4年以上説」のどちらも正しくないと回答しました。

移りゆく音楽市場

しかし、思えば私個人も、m4aやmp3形式で曲をストレージし、持ち歩きたい曲だけを端末に移すという行為から随分と遠ざかってしまいました。
 
改めて言うまでもなく、現在の音楽視聴シーンは、Apple Musicに代表されるストリーミング配信サービスが主流となっています。iTunesによるダウンロード販売市場も縮小しつつあることは確かで、アップルとしてもどこかで出口戦略を考えなければならないとは思いますが、報道官の言葉を額面通り受け取れば、少なくとも「しばらく予定はない」ということなのでしょう。
 
 
Source:Apple Insider
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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