iPhone不調の判断は時期尚早?前年決算が素晴らしすぎたとの観測

Apple iPhone 決算

Apple iPhone 決算
 
現地時間4月26日、Appleは2016年第2四半期の決算発表を行いました。
 
そこで語られた事実は多くのAppleファンの期待を裏切るものでしたが、iPhone、そしてApple不調を語るのは時期尚早かもしれません。

2015年の決算が好調すぎたとの観測

思い返せば、2015年のAppleは特に第2四半期(1月-3月期)、好況でした。iPhone6/6 Plusが2014年の9月に発表されましたが、このモデルはそれまでにない2モデル展開で、中国市場を中心に世界中で人気を集めました。日本でもその状況は変わらず、比較的すぐに予約を入れたユーザーでも、中には手元に来るまでに年をまたいでしまったという方もいたでしょう。
 
さらに、iPhone6/6 Plusはメジャアップデートモデルでした。外観が変わり、気分新たに新機種を使いたい多くのユーザーにとっては、「買い」のタイミングです。結果として2015年第2四半期の決算は、前年数値から40%も伸びる好調なものとなりました。
 
一方で、2016年第2四半期といえば、iPhone6s/6s Plusの影響が入ってくる事になりますが、いかんせんこのモデルはマイナーアップデートモデルです。たしかに、中身は大幅に進化しましたが、メジャアップデートモデルに比べて人々の注目は浴びません。結果として対前年で見ればマイナスとなってしまったわけですが、こと前回のマイナーアップデートの決算と比較すれば、増加率は進歩しています。
 
こうした状況にあって言えるのは、Appleにとって2015年第2四半期決算が好調すぎた結果、2016年第2四半期の決算がくすんで見えてしまうというものです。企業として成長を求められるのは仕方のないことであり、宿命なのかもしれませんが、いまApple崩壊の判断を下すのはいささか時期尚早かもしれません。
 
 
Source:BGR
(クロス)
 
 

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