Apple、患者向けアプリ開発プラットホーム「CareKit」を提供開始!
Appleは、ヘルスヘア関連のアプリ開発プラットホーム「CareKit」を公開、4本のアプリも同時公開されました。患者が自身の症状をアプリに記録して医師に正確な情報を伝えることで、精度の高い診断や治療が受けられます。
患者向けアプリ開発プラットホーム「CareKit」
Appleは3月のイベントで発表していた、「CareKit」を公開しました。
「CareKit」は、医学研究者向けの「ResearchKit」に続く患者向けのアプリ開発プラットホームです。患者自身が症状や投薬状況などの情報を記録して医師に提供すれば、正確な情報をもとにした診断ができる効果があります。
「ResearchKit」を活用したアプリは、日本の順天堂大学を含む世界の研究機関から数多く公開されており、医学研究に活用されています。
Appleは、公式サイトで「CareKit」について以下の紹介を掲載しています。
適切なツールがあれば、あなた自身が自分の健康管理に積極的な役割を果たせるようになります。そこで私たちは、オープンソースのソフトウェアフレームワークであるCareKitを作りました。デベロッパのみなさんはCareKitを使って、あなたが自分の症状を管理できるようにするアプリケーションを開発できます。だからこれからは通院だけに頼るのではなく、自分の症状や投薬を定期的に管理できます。その情報を担当の医療チームと共有できるようにもなります。あなたは自分の健康をより広い視野で、より深く理解できるようになるでしょう。
妊婦、育児、糖尿病患者、うつ病患者を対象とした4本のアプリも同時公開
「CareKit」の提供開始と同時に、妊婦向けの「Glow Nurture」、乳幼児の成長を記録する「Glow Baby」、糖尿病患者向けの「One Drop」、うつ病患者向けの「Start」の4本のアプリが公開されています。
今後も数多くのアプリが「CareKit」を活用して開発され、リリースされる見込みです。
※各アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。