Apple「CareKit」を発表~患者が自分の症状を理解・管理可能に

CareKit

CareKit
 
Appleは現地時間21日、オープンソースのヘルスケアアプリ開発フレームワーク「CareKit」を発表しました。CareKitによる最初のアプリは、パーキンソン病の患者向けのものとなります。

患者が自分の病状をより正確に把握

CareKitは、患者が自分の病状を知り、管理するためのアプリ開発を実現する、オープンソースのフレームワークです。CareKitで開発したiPhoneおよびApple Watchアプリは、患者が自分の症状や投薬状況をモニター、記録し、その情報を医師や医療機関、家族と共有できるようにします。
 
病状や健康状態がリアルタイムで正確に把握できるため、例えば患者本人が、発作の前触れなどを察知することも可能となります。また現在服用している薬や受けている治療の効果が測定できるので、治療方針が定めやすくなります。

アプリ第一号はパーキンソン病患者対象

Appleによれば、CareKitのアプリ第一号は、パーキンソン病患者を対象としたものになる予定です。なおCareKitは4月より利用可能となります。
 
Appleはすでに、医療分野の研究促進を目的としたオープンソースのフレームワークResearchKitも提供しています。
 
 
Source:Apple
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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