中古スマートフォンは嫌い?使用率2%台にとどまる

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国内でモバイル・マーケティングを展開するMMD研究所は、15歳以上の男女2,213人を対象に「2016年中古端末に関する購買動向調査」を実施し、調査結果を発表しています。

中古端末の利用率は2.7%にとどまる

 
中古スマートフォン 購入意向
 
15歳以上の男女2,213名を対象に、現在所有している携帯電話・スマートフォンについて尋ねたところ、「新品で購入したAndroidスマートフォン」29.9%、「新品で購入したフィーチャーフォン」29.6%「新品で購入したiPhone」27.6%と続きました。
 
中古端末の利用については、「中古で購入したAndroidスマートフォン」1.3%、「中古で購入したiPhone」0.7%、「中古で購入したフィーチャーフォン」0.5%、「中古で購入したその他のスマートフォン」0.2%と合わせて2.7%の利用率にとどまりました。
 
格安SIMの普及により、安価な端末を求めて中古市場が急成長するものと思われましたが、ユーザーはやはり新品を好む様子がここから見て取れます。ただこの辺りは後半でも出てきますが、やや格安SIMユーザーの方がの方が中古端末への理解があることは確かなようです。

使っていたスマートフォンは、過半数がそのまま持っている

 
中古スマートフォン 購入意向
 
携帯電話・スマートフォンを利用している15歳以上の男女2,056名を対象に、以前利用していた携帯電話・スマートフォンについて聞くと、「そのまま持っている」が59.9%と最多となり、「通信業者の下取りプランにだした」が16.9%と続きました。大手キャリアを中心に、使っていたスマートフォンを下取りに出すことで、新しい端末の割引を行っていますが、こうした割引を活用しているのはわずか2割以下にとどまる結果となっています。

中古端末には8割弱が抵抗あり

 
中古スマートフォン 購入意向
 
中古で端末を購入したという回答者を除いた携帯電話・スマートフォンを利用している15歳以上の男女1,996名を対象に、中古端末購入に抵抗があるかどうかを聞くと「抵抗がある」43.7%、「やや抵抗がある」34.0%と合わせて77.7%となり、8割弱が中古端末に対して、抵抗があるという結果になりました。
 
中古スマートフォン 購入意向
 
これを男女別に見てみると、男性では「抵抗がある」36.5%、「やや抵抗がある」32.4%と合わせて68.9%、女性では「抵抗がある」51.0%、「やや抵抗がある」35.7%と合わせて86.7%と、男女で17.8ポイントの差があり、女性の方が中古端末への抵抗感が強い結果となりました。

格安SIM利用者は購入意向が高め

 
中古スマートフォン 購入意向
 
中古で端末を購入したという回答者を除いた携帯電話・スマートフォンを利用している15歳以上の男女1,996名を対象に、今後中古端末を購入したいかどうかを聞くと、「とても購入したいと思う」が3.9%、「やや購入したいと思う」が7.2%と、合わせて11.1%となり、中古端末の購入意向は約1割という結果となりました。
 
中古スマートフォン 購入意向
 
これを現在契約している通信キャリア別で見てみると、格安SIM利用者106名では「とても購入したい」2.8%、「やや購入したい」13.2%と合わせて16.0%が中古端末の購入意向があることがわかっています。
 
 
Source:MMD研究所
(クロス)

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