タブレット端末の所有率は約3割、非所有者の「購入したい」は減少傾向に
国内でモバイルマーケテイングを展開するMMD研究所は、20歳以上の男女6,497人を対象にした「2016年タブレット端末に関する定点調査」を実施し、結果を公開しました。
人気のタブレットは「iPad」「Nexus」「Xperia」
20歳以上の男女(N=6,497)を対象に、タブレット端末を所有しているか尋ねたところ、所有率は32.4%で、2015年3月の前回調査と横ばいの結果となりました。
タブレット端末所有者(N=2,105)を対象に所有しているタブレット端末を尋ねた設問では、「iPadシリーズ」が46.7%と最多で、11.1%の「Nexusシリーズ」、8.0%の「Xperia Tablet」と続きました。
2014年、2015年の定点調査と比較すると、所有しているタブレット端末の推移は、「iPadシリーズ」「Nexusシリーズ」がいずれも減少傾向にある一方、「Xperia Tablet」は2014年の5.2%、2015年の7.4%、そして今回は8.0%と増加しています。
タブレット端末所有者の3割が2015年に購入
タブレット端末所有者(N=2,105)を対象にした、タブレット端末を購入した時期についての問いでは、2015年と回答した人が30.7%となりました。男女別に見ると男性の31.6%、女性の29.2%が2015年に購入しています。
2015年といえば、iPadシリーズでは12.9インチの「iPad Pro」、「iPad mini 4」が発売された年ですね。MM総研が実施した調査では、2015年の国内タブレット端末出荷概況で、AppleのiPadシリーズが6年連続で出荷台数首位を獲得しています。
タブレット端末非所有者の購入意向、減少傾向に
タブレット端末を所有していない人(N=4,392)を対象に、タブレット端末の購入意向について尋ねたところ、「購入したい」が8.7%、「やや購入したい」が19.5%と、あわせて28.2%が購入したい意向があることが分かりました。2014年、2015年の過去の定点調査と比較すると、タブレット端末非所有者の購入意向は減少傾向にあります。
またタブレット端末非所有者を対象に、タブレット端末を持たない理由について複数回答で尋ねたところ、最も多かったのが「パソコンがあるから必要ない」で58.3%、「スマートフォンがあるから必要ない」が37.2%、「端末料金が高い」が24.0%と続きました。
また12.4%が「(タブレット端末で)何が出来るかわからない」を挙げるなど、パソコンあるいはスマートフォンを持っている人にとっては、タブレット端末に魅力を感じにくいようです。
Source:MMD研究所
(asm)