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4月2日、台湾EMS大手の鴻海が、日本の大手電機メーカーであるシャープの買収を果たしました。
これは、日本の大手電機メーカーが海外企業の資本傘下に入った初めての事例であり、今後の動向が注目されていますが、『日本経済新聞』は、鴻海が中国で「隠れ液晶工場」を建設中であると伝えています。
シャープを買収した鴻海は、台湾のEMS大手であり、世界的に見ても製品の組立を行うメーカーでは最大の企業ですが、その利益の多くはApple製品の組立からくるものであることも知られた事実で、iPhone Maniaにおいても、Appleのリーク関連で何度も名前が浮上しています。
同社はApple製品の組立だけでなく、液晶製品の納品も目指していると思われ、中国の河南省鄭州市にひっそりと液晶工場の建設を進めていることが伝えられています。
買収したシャープの液晶技術は世界的に見て高く、同社の技術を活用することにより、中国のスマートフォンメーカーやAppleに納品出来るだけの品質基準を目指すようです。
一方で、液晶事業は現在非常に競争が激しく、投資コストがかさむため、液晶事業への傾斜は鴻海としても大きなリスクを孕むものになると思われます。
Source:日本経済新聞
(クロス)
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