近いうちにプレインストールアプリを非表示可能か―極秘コードから判明
iOSの「株価」や「コンパス」などといったプレインストールアプリが、今後はホーム画面から非表示に設定できるようになる可能性のあることが分かりました。
非表示にできるコードが発見される
これまでiOSではプレインストールされていたアプリは削除することができず、使わないアプリはせいぜいフォルダにまとめて収納し隠しておくくらいしか対策はありませんでしたが、ニュースサイトAppAdviceによると、iTunesのメタデータにアプリを非表示にすることができるコードが発見されたとのことです。
このコードには「isFirstParty」「isFirstPartyHideableApp」という2つのキーワードが含まれており、「コンパス」「ボイスメモ」「株価」といったデフォルトアプリを非表示にできる可能性が示唆されているそうです。
現在は「false」、つまり機能しないような設定となっているものの、6月に開催が予定されている開発者向けのイベントWWDCに合わせ、iOS10から実装がなされる公算が高そうです。
以前、ティム・クックCEOはインタビューで、個々のプレインストールアプリの設計は「見た目以上に複雑」で、そのうちのいくつかは「削除すると携帯そのものに問題が発生してしまう」とも述べていたことから、削除することは当面不可能だろうと目されていましたが、非表示に留まるのであればそういった不具合も回避できそうですね。
今回のプロジェクトが仮に実現するとすれば、これでまたひとつ、あえてiPhoneを改造する理由がなくなることとなります。
Source:THE VERGE
(kihachi)