何かと問題のiOS9.3、実は近年でもっとも安定したOSだった

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    iOS9.3 不具合 アップデート
     
    アップデートするとアクティベーションに失敗したり、アプリのリンクが無効になるなど、何かと問題が指摘されているiOS9.3ですが、予想に反してアップルがリリースしたOSのなかで「近年もっとも安定した」ものであることが調査から判明しました。

    目立ったバグはあるが動作は安定

    iOS9.3がリリースされてから早くも1週間が経過しましたが、モバイルアプリを専門とする調査会社Apteligentによると、同OSのクラッシュ率はたった2.2%に過ぎず、最新AndroidOSの2.6%さえも下回っているそうです。iOS8(14年9月17日リリース)や9(15年9月16日)、9.2(同年12月8日)が先週の時点で3.2%を上回っている事実を考えれば、驚くべき低さと言えるでしょう。
     
    ios9.3
     
    残るは個別具体的なエラーですが、iPad2やiPhone5sなどでアップデート時にアクティベーションが失敗してしまう「文鎮化」問題はすでにアップデートで対応済み、SafariやMessage、メールアプリなどでリンクが開けなくなるバグ(iOS9.0.2以降で発生し「Booking.com」関連のアプリが原因とみられている)もアップルが対応を発表と、すでに目立った不具合は適宜潰されています。
     
    またiOS9.3にアップデートしないことで「ゼロデイ脆弱性」なるセキュリティリスクに晒されることも判明しているだけに、目立ったバグが消え次第、ユーザーとしてはなるべく早めの更新を心がけたいところです。
     
     
    Source:Apple Insider
    (kihachi)

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