主力2行が融資枠!鴻海によるシャープ買収、実現近づく

Sharp

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台湾EMS大手の鴻海によるシャープ買収が、ようやく現実味を帯びてきました。
 
国内ニュースメディア『産経ニュース』は、三菱東京UFJ銀行が経営再建中のシャープに対する新たな融資枠の設定を決めたほか、みずほ銀行も30日に設定を決定する見通しだと報じています。

主力2行をあわせて3,000億円の融資枠

2月に一度は決まりかけた鴻海によるシャープの買収は、シャープに偶発債務の存在が発覚したこともあり、長期化しています。
 
iPhone Maniaにおいてご紹介している通り、偶発債務の存在自体は、シャープが当初開示した内容よりは大幅に低い見通しですが、鴻海は将来の先行きを不安視し、出資を1,000億円減額することを決定しました。
 
その後、両社協議の結果、今月内にも注目される買収がとり行われることが予想されていますが、それらを確実視したシャープの取引先主力2行は、あわせて3,000億円の新たな融資枠を設定することを決めたと報じられています。
 
これは、鴻海がシャープ買収に際して主力2行に対して求めた条件であり、こうした融資が決定した以上、鴻海によるシャープ買収は間近とみられます。
 
シャープと鴻海は30日にそれぞれ取締役会を開催する予定で、両社の取締役会の中でこうした条件面が可決されれば、正式に日本の大手電機メーカーが海外資本傘下に入る初の事例となります。
 
 
Source:産経ニュース
(クロス)

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