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長期化している、台湾EMS大手の鴻海によるシャープ買収交渉ですが、『日本経済新聞』は、両社が25日までに条件面で大筋合意に達したことを報じています。
鴻海はシャープへの出資について、当初4,890億円を予定していましたが、最終的にはその額を1,000億円程度減額する方針を決めた事がわかりました。
シャープは、支援策を提示した産業革新機構と鴻海の選択をする際、鴻海を選ぶことがほぼ決定した段階で、3,000億円もの偶発債務が存在することを鴻海側に伝えたことが明らかとなっています。実際にはその10分の1程度である300億円が、支払いの必要が出てくる可能性が高い債務であることも明らかとなっていますが、鴻海としてはこの事実を重く見て、今回の出資減額に至っています。
鴻海とシャープは30日にそれぞれ取締役会を開いて買収条件の見直しを決める方針であるとされています。
鴻海によるシャープ買収が大詰めを迎えてきましたね。実現すれば、iPhoneのサプライヤーとして著名な鴻海が、シャープを使ってどのようなブランディングを行っていくのかに注目が集まります。
Source:日本経済新聞
(クロス)
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