電子書籍の閲覧に利用するデバイス、男女で異なる結果に

    電子書籍 紙媒体 調査

    電子書籍 紙媒体 調査
     
    国内でモバイルマーケティングを展開するMMD研究所は、電子書籍を現在利用している20歳~59歳の男女442人を対象に「2016年電子書籍に関する利用実態調査」を実施し、調査結果を公開しています。
     
    使用デバイスが男女で異なるなど、興味深い調査結果も出ています。

    男性は女性の2倍近くタブレットを利用して電子書籍を閲覧しているという結果に

     
    電子書籍
     
    電子書籍を現在利用している20歳以上の男女442名を対象に、電子書籍を最も利用している端末を聞いたところ、最も多かった回答は、男性269名の36.8%が「タブレット」、女性173名の42.8%が「スマートフォン」と回答し、男女で最も利用しているデバイスが異なる結果となりました。男女でタブレットの保有率が異なる可能性もありますが、興味深いデータですね。
     
    女性は半数近くがスマートフォンで閲覧しているのに対し、男性はスマートフォンの利用者が3割にも達しません。

    利用している電子書籍ストアは男女で似通った結果に

    しかし、利用している電子書籍ストアは男女でよく似た結果となりました。
     
    電子書籍
     
    電子書籍
     
    電子書籍利用者442名に、利用している電子書籍ストア、アプリ(複数回答)を聞いたところ、男女ともに「Kindle、楽天kobo、iBooks」の順で上位にあがっています

    電子書籍は無料で利用することに重きを置いている?

     
    電子書籍
     
    電子書籍利用者442名に対し、電子書籍ストア、アプリで経験したこと(複数回答)を聞いたところ、「期間限定の無料配信」が31.9%と最も多く、次いで「無料で試し読みをした後に購入」が30.8%、「期間限定の対象書籍を割引価格で購入」が26.2%となりました。上位は無料または割引での販売に魅力を感じた利用経験となっています。
     
    電子書籍
     
    同じユーザー層に、電子書籍ストア、アプリを利用している理由(複数回答)を聞いたところ、「電子書籍の数が豊富だから」が48.0%と最も多く、次いで「ポイントや割引など特典がお得だから」が35.1%、「無料で読める書籍が豊富だから」が34.4%となりました。電子書籍には「配信量」そして「価格」が重要であることが分かります。
     
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    これを上位の電子書籍ストア別で見てみると、Kindle、iBooksの利用者は配信量の豊富さに、楽天kobo利用者は割安感に重点を置いていることが分かる結果となりました。
     
     
    Source:MMD研究所
    (クロス)

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