Xiaomi、なぜか旗艦モデル「Mi5」をiPhoneと執拗なまでに比較しだす

 
Xiaomiがバルセロナで開催された携帯世界会議(Mobile World Congress 以下：MWC)にて、自社のフラグシップモデル「Mi5」とiPhone6を執拗なまでに比較したことが話題となっています。

自信のなさの現れ？それともしたたかな戦略？

MWC2016にて、Xiaomiはフラグシップモデル「Mi5」を発表しました。
 
ディスプレイは5.15インチ、SoCはSnapdragon820、カメラは1,600万画素で光学手ブレ補正&4K動画撮影対応、フロントカメラは400万画素、メモリは3GB/4GB、バッテリーは3,000mAh、指紋認証センサーつきと、旗艦モデルを称するうえでケチのつけようがないスペックとなっています。
 
さらに価格は約300ドル(約33,000円)と破格の安さを誇っているだけに、今年もXiaomiの勢いが止まりそうにないことは容易に想像がつきます。
 
しかしこれだけのスペックを有していながら、Xiaomiがひたすら引き合いに出したのがiPhoneです。「Mi Note」がいかにiPhone6 Plusより薄く、「Mi 5」がいかにiPhone6sより軽く、5.15インチという独特のサイズがいかにiPhoneよりスマートで、多軸を捉えるカメラ機能がいかにiPhoneより優れているか……延々とXiaomiの副社長であるHugo Barra氏は語ります。
 

 

 

 

 
そして極めつきは、スティーブ・ジョブズ氏の名言「Insanely Great(激ヤバ)」をもじったと思われる「Insanely Fast(激ハヤ)」です。
 

 
自信のなさの現れと受け取られかねない気もしますが、ローズゴールド色を模倣して「傑物同士は考えが似る」と開き直ったHuaweiがシェア数世界3位につけているところをみると、ブランド力のあるiPhoneを踏み台にして注目を浴びるという戦略は、何だかんだで機能するということなのでしょうか。
 
 
Source：Tech Insider
(kihachi)