iPhone7チップサプライヤー、設備確保し生産準備に着手

今年秋発売が見込まれるiPhone7/7 Plus生産開始に備え、チップサプライヤーが工場のスペースを確保し、最終工程に携わるパートナーを押さえ始めたようです。台湾DigiTimesが伝えています。
ICサプライヤーが生産準備に着手
情報筋によると、Cirrus Logic、Analog Devices(ADI)を含むAppleのチップサプライヤーが、第2、第3四半期の量産開始に備え、工場設備と最終工程のパートナーの確保を開始したとのことです。
Cirrus LogicとADIはAppleの主要ICサプライヤーであり、iPhone7/7 Plusにおいても重要な役割を果たすと報じられています。ADIはiPhone7 Plusが搭載するとされるデュアルカメラのドライバーICも提供するといわれています。
TSMCが独占受注はやはり事実?
またDigiTimesは改めて、iPhone7/7 Plusへの搭載が見込まれるA10プロセッサについては、台湾TSMCがほぼすべて(あるいは100%)受注したようだと述べています。
TSMCは16nm FinFETプロセスの生産能力を著しく拡張するとともに、独自開発したパッケージング技術「InFO(Integrated Fan Out)」による本格量産を、2016年第2四半期からスタートすると同メディアは報じています。
この報道はTSMCはA10プロセッサに「16nmプロセス技術」を採用すると伝えていますが、一部では「10nmプロセス技術」を採用するとの報道もあり、動向が注目されます。
Source:DigiTimes
Photo:Curved
(lunatic)