【Tips】今さら聞けないiOS13新機能「Appleでサインイン」とは?
2020
5/16
目次
「Sign in with Apple」(Appleでサインイン)とは?
Sign in with Apple(Appleでサインイン) とは、iOS13で搭載されたセキュリティー関連の最新機能です。
さまざまなサービスやアプリなどで、従来はそのサービス専用のアカウントを利用してログインしていたところを、Apple IDを使ってサインインできるようにするものです。2020年5月現在すでに多くのサービス・アプリがApple IDによるサインインに対応しており、面倒なアカウント作成をしなくてもスムーズにサービスを利用できるようになっています。
「Sign in with Apple」について知ろう
Sign in with Apple(Appleでサインイン) の最大の特徴は、簡単便利な生体認証を利用した2段階認証と、アカウントを作成するときのメールアドレスの取り扱い方法にあります。
Apple IDでのサインインの際は、指紋認証(Touch ID)または顔認証(Face ID)を利用するため、パスワード入力は不要です。スマホを持って画面を見る、または指を数秒間触れるだけで認証ができるため、2段階認証の煩わしさはまったく感じないのが利点です。
アカウント作成時は通常、メールアドレスなどの入力が必要です。しかしApple IDでのサインインでは、システムがランダムな文字を組み合わせて、臨時のメールアドレスを作成するオプションを選択できます。
このメールアドレスを使って瞬時にアカウントを作成するのですが、この臨時メールアドレスだけがサービス側に伝わり、Apple IDに登録しているメールアドレスはサービス側には伝わりません。不正利用されることを防げるシステムといえます。
「Sign in with Apple」(Appleでサインイン)を利用する
Apple IDでのサインインに対応しているアプリでは、アカウントの作成画面やログイン画面などで、AppleのリンゴマークとともにAppleのIDで連携するかどうかの選択肢が表示されます。
これは「Runkeeper」というアプリの例です。「Appleで続ける」と表示されています
初めてApple IDでのサインインを利用する場合は、このような説明画面が表示されます。「続ける」をタップします
Apple IDを使ってサインインする際は、名前はApple IDで登録している名前を自動で設定し、サービス側に通知するメールアドレスについては、「メールを共有」を選ぶとApple IDに登録しているメールアドレスを利用します。「メールを非公開」を選択するとランダムな臨時メールアドレスが生成され、サービス側に登録されます
サービス側からなにかメール配信があった場合は、利用者側にはApple IDに登録しているメールアドレス宛にメールが転送されます
(萬屋カサキ)