iPhone Foldの特長は「折り目のないディスプレイ」〜まもなくEVT/DVT段階に進行

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折りたたみiPhoneの開発が順調に進んでおり、まもなく技術検証試験(EVT:Engineering Validation Test)を終え、次段階である設計検証試験(DVT:Design Validation Test)へ移行する見通しであると、サプライチェーン関係者が伝えています。

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iPhone Fold最大の特徴は“折り目が見えない”ディスプレイ

関係者によれば、折りたたみiPhoneの名称は「iPhone Fold」になる可能性が高いとのことです。

最大のポイントは、折りたたみOLEDディスプレイを開いた際に、「折り目が見えない」点です。現行の折りたたみスマートフォンでは、中心に“くぼみ”が残ることが多く、この課題を克服することで、ユーザーに新しい使用感を提供できると期待されています。

折りたたみディスプレイの基本設計はAppleが担当

折り目のないOLEDディスプレイはSamsung Displayが製造しますが、折り目を解消するためのOLEDディスプレイパネルの構造や素材の選択、基本設計はAppleが主導している模様です。

また、ヒンジ(折りたたみを支える軸部分)は台湾SZS(SHIN ZU SHING, 新日興)とAmphenolが担当し、折りたたみOLEDディスプレイと組み合わせることで折り目の解消に有効に作用します。

これらの基本設計には、Appleが取得済みの「折りたたみディスプレイにおける折り目を解消するための特許」が活用されている可能性があります。

サプライヤーはすでに決定、開発は計画通り進行か

一部のリーカーから「ヒンジのサプライヤーは未確定」との指摘もありますが、EVT・DVTに進む段階で基幹部品の供給企業が決まっていないケースは極めて稀のため、ヒンジについては関係者の「既に決定済み」という見方が合理的と言えます。

iPhone Fold UDN 1124

2026年9月、iPhone18 Proシリーズと同時発表か

iPhone Foldは、2026年春に生産検証試験(PVT:Product Validation Test)へ進み、順調に進めば2026年7月量産が開始される見込みです。

量産が2027年へずれ込むとの懸念も一部で報じられていますが、現状のサプライチェーンの動きから判断すると可能性は低いと見られています。

そして、発表時期は2026年9月にiPhone18 Pro・18 Pro Maxと同時発表される可能性が高いと予想されます。

Photo:Apple Hub/Facebook, 経済日報

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