iPhone16 Pro Maxの製造原価を15 Pro Maxと比較〜原価率上昇
iPhone16 Pro Maxの製造原価が報告されました。iPhone16 Pro Maxの製造原価をiPhone15 Pro Maxのそれと比べると、金額ベースでは32ドル(約4,800円)高くなったようです。
目次
iPhone16 Pro MaxとiPhone15 Pro Maxの製造原価
TD Cowenが報告したiPhone16 Pro Maxの製造原価合計額は485ドル(約70,500円)で、iPhone15 Pro Maxの453ドル(約65,700円)よりも32ドル(約4,800円)値上がりしています。
値上がりした部品
iPhone16 Pro Maxの部品のうち、値上がりしたのは下記のものです。
- ディスプレイとタッチスクリーン
- メモリ
- ストレージ用NANDチップ
- Apple Aシリーズチップ
- Wi-Fi等ワイヤレス通信モジュール
- リアカメラモジュール
- センサー類
- チタニウム製フレーム
- 組立費用
これらの中でも値上がり率が高いのはメモリで、LPDDR5からLPDDR5Xに変更されたのが影響しているのでしょう。
また、リアカメラモジュールも超広角カメラの画素数が4,800万画素になったからか、こちらも大きく値上がりしています。
値下げまたは同額の部品
一方、同価格およびわずかながら値下げ(仕入れ価格低下)された部品もあります。
- 5Gモデム
- 電源関連部品
- アンプ等
- フロントカメラモジュール
- バッテリー
- プリント基板
5Gモデムが同価格なのは、iPhone15 Pro Maxに搭載されたのがSnapdragon X70 5Gモデムだったのに対し、iPhone16 Pro Maxに搭載されたのは小改良版と言えるSnapdragon X71M 5Gモデムと、大きく変更されていないのが理由と予想されます。
iPhone16 Pro Maxには、Snapdragon X75 5Gモデムが搭載されると噂されていました。
iPhone16とiPhone15の製造原価
製造原価が値上がりしたiPhone16 Pro Maxに対し、iPhone16の製造原価は416ドル(約60,500円)で、iPhone15の395ドル(約57,500円)よりも21ドル(約3,000円)安くなっているとのことです。
Source:AppleInsider