iPhone16シリーズの5GモデムはSnapdragon X71M〜X75ではない
TechInsIghtsが行ったiPhone16 Pro Maxの分解から、搭載されている5Gモデムは事前に噂されていたQualcomm Snapdragon X75 5Gモデムではなく、Snapdragon X71M 5Gモデムであることが判明しました。
Snapdragon X75 5Gモデムを採用しなかった理由として、2025年にAppleが自社開発中の5Gモデムに切り替える計画があるのと関連しているのかもしれません。
iPhone16 Pro Maxの5Gモデルの型番は「SDX71M」
TechInsIghtsが行ったiPhone16 Pro Maxの分解から、搭載されているのはSnapdragon X71M 5Gモデムであることが確認されました。
モデムチップの表面には、型番として「SDX71M」の刻印があります。
IT之家はこの型番の製品に関する仕様を入手しようとして調べるも、見つけることができなかったと述べています。
Snapdragon X70 5Gモデムと比べて通信速度が改善も、対応バンド減少
それでも、型番からSnapdragon X70 5Gモデムファミリーの1つと考えられることから、iPhone15 Proシリーズとそれほど変わらない5Gモデムを搭載しているにも関わらず、iPhone16シリーズの通信速度が向上しているのは興味深いと、IT之家は述べています。
iPhone15 Pro Maxがサポートしていたバンドである「TD-LTE B46」を、Snapdragon X71M 5Gモデムはサポートしていません。
iPhone SE(第4世代)とiPhone17に自社開発5Gモデム搭載の噂
Appleは自社設計の5Gモデムを開発しており、2025年にiPhone SE(第4世代)と、iPhone17シリーズの一部のモデルに搭載するとの噂があります。
今回、iPhone16シリーズにSnapdragon X75 5GモデムではなくSnapdragon X71M 5Gモデムを搭載したのは、例えばSnapdragon X70 5Gモデムを小改良したものとすることで、自社開発5Gモデル搭載までの部品単価を少しでも抑えようとしているのかもしれません。
Source:TechInsights via IT之家