iPhone転売を巡って怒号飛び交う〜中国籍の男女7人逮捕
iPhoneの転売トラブルで、中国籍のメンバーを主とした男女7人が逮捕されました。彼らは準暴力団「チャイニーズドラゴン」の関係者とされ、昨年iPhone15購入の順番待ちを巡って、表参道のApp Storeで騒動を引き起こしていました。グループ間での対立が原因とされています。
チャイニーズドラゴンの縄張り争いか
iPhone16シリーズの発売(9月20日)を目前に控えた17日、iPhoneの転売を巡り、表参道のApp Store前で数日にわたって怒鳴り合うなどのトラブルを起こした男女7人が業務妨害の疑いで逮捕されました。男女はいずれも中華系の準暴力団「チャイニーズドラゴン」の関係者とみられています。
彼らは昨年9月、Apple Store前の歩道で、予約キャンセル分の最新iPhone(iPhone15:当時)を購入する待機列の並び順を巡ってトラブルとなりました。同月22日〜27日にかけて、最大で40人が突き飛ばす、怒鳴り合うなどした結果、Appleは一般客へのiPhone販売中止を余儀なくされました。
朝日新聞によると、従来は東京都北区の王子を拠点とするグループが独占的にiPhoneを買い占めていましたが、転売を主導するメンバーが同じく北区の赤羽を拠点とするグループに鞍替えしたことで対立が発生したそうです。
以前も転売を巡って傷害事件に発展
2022年に大掛かりな転売を目論んだ男性が鉄パイプで襲撃された事件にも、チャイニーズドラゴンは関係しているとされており、今回問題となった出来事よりも前から、転売の縄張り争いを巡ったトラブルが発生していた可能性は高いでしょう。
新型iPhoneに関しては、何日も前から長蛇の列を形成するユーザーへの対策として、Appleは数年前から店頭販売を極力控えています(オンライン注文による店頭受取が基本となります)。
その結果、一昔前に比べると過度な待機列や、高額な転売の発生は沈静化しているとはいえ、依然としてこういった事件が起きるのも事実です。20日から販売が始まるiPhone16シリーズでは、ユーザーみんなが幸せに端末を入手できることを願ってやみません。