iOS18.1〜iOS18.4の公開時期とAI新機能、ガーマン記者が予測!
Apple Intelligenceを活用した各種機能が利用可能となる、iOS18.1からiOS18.4までの各バージョンの正式公開時期と、それぞれのバージョンで提供される新機能を、Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で予測しています。
iOS18.1〜iOS18.4の正式公開時期
現在、一般ユーザー向け正式版として公開されている最新バージョンはiOS18.0ですが、開発者向けにはiOS18.1のベータ4がリリースされています。
ガーマン氏は、iOS18.1からiOS18.4の正式リリースと開発完了時期を、以下のように予測しています。
- iOS18.1: 10月中旬公開
- iOS18.2: 12月公開(11月上旬に開発完了)
- iOS18.3: 2025年1月公開(2024年内に開発完了)
- iOS18.4: 2025年3月公開(2月前半に開発完了)
各バージョンで盛り込まれるであろう新機能についてガーマン氏は、以下のように述べています。
iOS18.1:Apple Intelligenceが利用可能に(アメリカ英語限定)
iOS18.1では、iPhone16シリーズの売り文句であるApple Intelligenceのうち、文章構成や通話の録音と文字起こし、写真のクリーンアップといった一部機能が、アメリカ英語限定で利用可能となります。
また、iOS18.1ベータ4の段階で、コントロールセンターの通信関連の表示がシンプルになるのに加えて、Siriをタイプ入力で指示する際の予測提案が追加されています。
正式版公開が近づいているiOS18.1には、現時点でも複数の不具合が確認されており、そのひとつはコントロールセンターで聴覚機能のボタンを削除しても再起動すると復活し、コントロールセンターのレイアウトが崩れてしまう問題だそうです。
そのほか、ロック画面とコントロールセンターのショートカットボタンに関連する不具合も確認されている、とのことです。
iOS18.2:画像生成、ChatGPT連携に対応
iOS18.2では、オリジナルの絵文字を作れるGenmojiや、文章による指示で画像生成が可能なImage Playgroundアプリ、ChatGPTとの連携といったApple Intelligenceの機能が利用可能となる見込みです。
このほか、ロック画面で通知を要約する機能や「メール」アプリでの要約表示も、iOS18.2に盛り込まれると期待されます。
また、アメリカ以外の英語で、Apple Intelligenceが利用可能となります。
iOS18.3:一部機能を前倒し公開?
iOS18.3では、iOS18.4で提供予定のSiriの新機能の一部公開が検討されているとのことです。
iOS18.4:日本語でApple Intelligence利用可能に
iOS18.4では、Siriに多くの新機能が追加され、iOS18.1以来で最大のアップデートになる見込みです。
また、Apple Intelligenceが日本語などの言語に対応するのも、iOS18.4だろうと期待されています。
Apple Intelligenceの機能提供遅れは前例のないレベル
Apple Intelligenceの機能が、時間をかけて段階的に提供されることについてガーマン氏は、ユーザーの辛抱強さが試されることになる、とコメントしています。
また、Appleは新機能の提供予定を延期することも珍しくないが、今回の遅れは前例がないレベルであり、まだ利用できない機能をiPhone16シリーズの売り文句に使うことでユーザーの混乱を招いている、とも指摘しています。
Source: Power On/Bloomberg