スマホ月々の支払額、3大キャリア利用者は9,397円、MVNOは半額以下

iPhone16 Pro hato/iPhone Mania

MMD研究所は11月7日、スマートフォン利用者を対象とした「2024年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」の結果を公表しました。通信・通話・端末の合計支払料金の平均は、大手4キャリア8,636円で、楽天モバイルを除く3大キャリアでは9,397円でした。以下、オンライン専用プラン、キャリアサブブランド、MVNOの順に支払額が安くなっています。契約しているデータ容量は、オンライン専用プラン以外では小容量(7GB以下)が最多となっています。

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スマホ利用者36,509人調査!3大キャリア利用率が半数、4割が端末分割払い

MMD研究所の「2024年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」は、18歳~69歳の男女40,000人のうち、スマートフォンを利用している36,509人として2024年9月13日~9月24日の期間、インターネットで実施しています。

回答者のうち、契約している通信会社に支払っている月額料金を把握している割合は81.8%でした。

端末を分割払いしている割合は、40.7%でした。

スマートフォン利用者36,509人のうち、契約している通信サービスの割合は以下のとおりで、大手3キャリア利用者が約5割、サブブランドが約2割、Rakuten最強プランとオンライン専用プラン、MVNOがいずれも約1割となっています。

  • 大手3キャリア:52.8%
  • Rakuten最強プラン:9.3%
  • オンライン専用プラン:9.6%
  • キャリアサブブランド:19.1%
  • MVNO:9.3%

支払月額、3大キャリア利用者は9,397円、MVNOは4,106円

支払っている月額料金(通信+通話+端末)を把握している回答者に聞いた支払い額を、通信サービスごとに集計した結果は以下のとおりです。

大手3キャリア(Rakuten最強プランを除く)の支払額と比べると、オンライン専用プランは約3,200円、キャリアサブブランドは約4,100円、MVNOは約5,300円、支払額が少なくなっています。

  • 大手4キャリア(Rakuten最強プランを含む):8,636円
  • 大手3キャリア(Rakuten最強プランを除く):9,397円
  • オンライン専用プラン:6,192円
  • キャリアサブブランド:5,299円
  • MVNO:4,106円
MMD研究所「2024年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」

2022年9月2023年9月の調査結果と比較したのが以下のグラフです。

2023年9月の調査結果と比較すると、大手4キャリア(Rakuten最強プランを含む)、大手3キャリア(Rakuten最強プランを除く)、オンライン専用プラン、MVNOでいずれも支払額が減少しています。一方、キャリアサブブランドは236円増加しています。

MMD研究所「2024年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」

通信・通話料金月額、3大キャリアは5,096円、MVNOは1,613円

通信会社に支払っている通信・通話料金(わからないを除く)の月額を、通信サービスごとに集計した平均額と最多金額帯は以下のとおりです。

平均支払額が最も高い大手3キャリア(5,096円)と比較すると、大手4キャリアは578円、オンライン専用プランは2,134円、キャリアサブブランドは2,493円、MVNOは3,483円、支払額が少なくなっています。

平均月額料金最多金額帯
大手4キャリア
(Rakuten最強プランを含む)
8,636円「2,000円~3,000円未満」
(15.5%)
大手3キャリア
(Rakuten最強プランを除く)
9,397円「2,000円~3,000円未満」
「3,000円~4,000円未満」
(ともに14.7%)
オンライン専用プラン6,192円「2,000円~3,000円未満」
(31.9%)
キャリアサブブランド5,299円「2,000円~3,000円未満」
(28.9%)
MVNO4,106円「1,000未満」
(39.2%)
MMD研究所「2024年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」

端末分割払い、3大キャリア平均は4,301円

通信会社に端末代金を分割で支払っている回答者が支払っている月額の平均と最多金額帯を、通信サービスごとに集計した結果は以下のとおりです。

平均支払額が最も高かったのは大手3キャリアの4,301円で、最も安かったのはMVNOの2,493円でした。

「1,000円未満」が23.3%平均月額料金最多金額帯
大手4キャリア
(Rakuten最強プランを含む)
4,118円「2,000円~3,000円未満」
(19.1%)
大手3キャリア
(Rakuten最強プランを除く)
4,301円「2,000円~3,000円未満」
(18.5%)
オンライン専用プラン3,230円「2,000円~3,000円未満」
(25.3%)
キャリアサブブランド2,696円「1,000円未満」が
(23.3%)
MVNO2,493円「1,000円未満」
(31.0%)
MMD研究所「2024年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」

データ通信プラン、大手キャリア契約者は容量を持て余し気味

契約している月間データ容量プランを、通信サービスごとに集計した結果は以下のとおりです。

大手4キャリア、大手3キャリア、キャリアサブブランド、MVNOのいずれも、小容量(7GB以下)が最多で、オンラインサブブランドでは中容量(8GB〜30GB)が最多でした。

大手4キャリアでは、大容量(31GB〜無制限)が36.7%と多いのも特徴です。

MMD研究所「2024年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」

直近で利用した月間データ容量は、大手4キャリア、大手3キャリア、キャリアサブブランド、MVNOが小容量(7GB)が最多、オンライン専用プランは中容量(8GB〜30GB)が最多でした。

契約データ容量と利用データ容量を比較すると、大手3キャリア、大手4キャリアのユーザーは契約している大容量を持て余している傾向がみられます。

MMD研究所「2024年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」

Source: MMD研究所

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