Apple役員が発言!iPhoneは10年後には消滅?SafariにAI検索追加も

Appleの重役が「10年後にはiPhoneは存在しないかもしれない」と発言しました。また、Safariでの検索数が初めて減少したと明かしたほか、Safariの検索ツールに、今後はChatGPTなどの人工知能(AI)ツールを追加する可能性についても述べています。
Safariの標準検索エンジンをめぐる裁判で飛び出した衝撃発言
GoogleをSafariブラウザの標準検索エンジンにするため、GoogleがAppleに年間200億ドル(約2兆9,000億円)を支払っている契約が独占禁止法に違反する可能性を審議する法廷で証言台に立った、Appleのサービス担当上級副社長エディー・キュー氏が以下のように述べました。
おかしなことを言っているように思うかもしれませんが、10年後にはiPhoneは必要なくなっているかもしれません。

キュー氏の発言は、人工知能(AI)技術の進化スピードについて言及する中で飛び出したもので、AIによって技術に大きな変革が起きており、市場に大きな変化をもたらしている、と語っています。
ちなみに、Appleが先日発表した2025年度第2四半期(2025年1月〜3月)業績における総売上高のうち、iPhoneの売上高は49.1%と、およそ半数を占めています。仮にiPhoneがなくなる頃には、Appleの事業構成も大幅に変化していることでしょう。
Safariの検索数が初の減少、SafariにAI検索を追加の可能性
キュー氏はこのほか、Safariを使った検索数が、2025年4月に初めて減少したと明かしました。その原因はユーザーが従来の検索エンジンからAIを使った検索にシフトしているため、とのことです。
キュー氏は、ChatGPT、Perplexity、ClaudeといったAIサービスが、Google検索にとって変わると考えているとの見解を示しました。
そして、AppleはSafariの検索として、これらのAi検索サービスが選べるよう追加する可能性がある、とも語りました。
Googleはキュー氏の発言に反論
Safariでの検索数が減少した、というキュー氏の発言を受け、Googleは公式ブログで反論するコメントを発表しました。
検索クエリは増加が続いています。これは、Appleのデバイスやプラットフォームからの検索クエリの増加を含んでいます。一般的に、私たちが新しい機能で検索を強化することで、人々はGoogleけんさくをより便利なものと考えて活用するようになっています。