折りたたみスマートフォン出荷台数微減〜顧客満足度が高いのはFold型も高い価格が課題
Counterpoint Researchの調査により、2024年第3四半期(7月〜9月)の折りたたみスマートフォンの出荷台数が、2023年第3四半期(7月〜9月)と比べてわずかながら減少したことが明らかになりました。
出荷台数減少の要因の1つとして、販売価格の高さが挙げられています。
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Samsungが出荷台数シェア1位を維持、Xiaomiが躍進
2024年第3四半期(7月〜9月)に全世界で出荷された折りたたみスマートフォンの台数をもとにしたメーカー別シェアでは、Samsungが56%を占め1位でした。
2位はHuaweiで、15%となっています。2023年第3四半期(7月〜9月)と比べて最も大きな伸びを示したのはXiaomiで、出荷台数の増加率は185%となっています。
折りたたみスマートフォン市場規模拡大せず
折りたたみスマートフォンの全出荷台数は、2023年第3四半期(7月〜9月)と比べて1%減少しています。
その要因としてCounterpoint Researchは、販売価格が高額であることを挙げています。
購入したユーザーの満足度は高いが普及には高額な価格がネック
ただし、ブック型の折りたたみスマートフォン(Foldタイプの横にディスプレイを展開するモデル)を購入したユーザーの満足度は高いこともCounterpoint Researchは報告しています。
これらの調査結果からCounterpoint Researchは、「折りたたみスマートフォンは一部のユーザーが好むニッチな製品から主要な製品に移行する過渡期にあるが、普及には高額な価格をどう抑えるかが課題になっている」と指摘しています。
Appleも、折りたたみiPhone向けディスプレイ開発プロジェクトを正式に開始したとの噂がありますが、この機種もかなり高額になると噂されています。
Source:Counterpoint Research via Wccftech