Apple、若手従業員の職場満足度ランキングで9位

若手従業員の勤務先への満足度ランキングで、Appleは集計対象企業のうち9位、テクノロジー企業に絞ると7位となりました。満足度のトップ3には、Salesforce、Google、Microsoftが並びました。

若手従業員の職場満足度、上位に並ぶテクノロジー企業

キャリア支援情報サービスのresume.ioが、人材情報サイトGlassdoorに投稿された主要54社の職場レビュー22,095件を分析し、若手従業員による職場満足度ランキングを公開しました。

5点満点の評価で、トップはSalesforceの4.65点、2位がGoogle（4.53点）、3位がMicrosoft（4,62）、4位がSAP（4.50点）、5位がDell（4.48点）などと続き、Apple（4.38点）は9位でした。

上位には、テクノロジー関連企業が占める割合が高いのが特徴的です。

ワーストには小売・外食産業が目立つ

若手従業員の満足度が低い満足度ワースト企業のランキングも同時に公開されています。

ワースト1位はITコンサルティング大手のDXC Technology（3.28点）、2位はレンタカーの Enterprise（3.38点）、3位は高級スーパーのWhole Foods Market（3.43点）、4位はMcDonald’s（3.54点）、5位はStarbucks（3.56点）などと続いています。

ワースト1位のDXCはテクノロジー企業であるのを除くと、小売業、外食産業の割合が高いのが目立ちます。

若手とベテランの満足度格差ランキングも

resume.ioは、若手従業員とベテラン従業員の満足度格差ランキングも公開しています。

若手の満足度が、ベテランと比べて最も高かったのはTeslaで、ベテランの3.61点に対して若手は4.39点と、若手のスコアの高さが目立ちます。Teslaについてresume.ioは、従来型自動車産業での経験を持つベテランにとって、Teslaの文化が合わないせいかもしれない、と分析しています。

対して、若手の満足度がベテランと比べて最も低かったのはコールセンターのTeleperformanceで、ベテラン4.37点に対して若手4.12点でした。

Appleは、若手とベテランの満足度格差トップ/ワースト10に入りませんでした。

2020年から低下が続いた満足度、2024年に上昇に転じる

2020年から2024年までの若手従業員の職場満足度スコアは、以下のように変動しています。

2020年から2023年まで低下を続けた満足度は、2024年にわずかに上昇に転じています。

2022年から2023年にかけて満足度がやや大きく低下した理由についてresume.ioは、パンデミックの収束に伴い多くの職場で在宅勤務から出勤へと切り替えが進んだためではないか、と推測しています。

なお、Glassdoorのデータによると、Appleは従業員満足度ランキング上位の常連企業でしたが、出勤での勤務が求められた翌年の2023年版ランキングでは、上位100から転落していました。

Source: resume.io via AppleWorld.Today

Photo:Apple/Podcast