iCloud+解約で写真は残る?57.28GB対6.01GBで分かったこと

iCloud+を解約したら写真はどうなるのでしょうか。
手続きに進む前に、写真の原本がどこにあるかを見ておく必要があります。実際のiPhone15 Proでは、iCloud写真が57.28GBなのに対し、本体の写真は6.01GBでした。写真アプリですべて見えていても、原本が本体にあるとは限りません。
写真が見えても安心できない〜原本は本体にないことも
解約を決める前に、写真アプリで見えているかどうかだけで判断するのは避けましょう。iCloud写真をオンにすると、すべての写真とビデオが写真アプリに並びます。
ところが「iPhoneのストレージを最適化」を選んでいる場合、本体に保存されるのは省スペース版で、オリジナルはiCloud写真側に保管される仕組みです。
57.28GB対6.01GB〜約51GB差で分かったこと
実際のiPhone15 Proで見た数値と設定を表にまとめます。

| 確認項目 | 実際の数値・設定 | 読者が分かること |
| iCloud写真 | 57.28GB(写真25,068枚・ビデオ92本) | クラウド上の写真・ビデオの量 |
| iPhone本体の写真 | 6.01GB | 本体で写真が使っている容量 |
| iPhoneの空き容量 | 約20.99GB(107.01GB / 128GB使用) | 原本を本体へ戻す余地の目安 |
| 写真の保存設定 | 「iPhoneのストレージを最適化」 | 原本が常に本体にあるとは限らない |
表の2つの数字には約51GBの開きがありますが、この差を未ダウンロードのオリジナルの量とは言い切れません。最適化の仕組みや動画の扱いも絡み、引き算だけでは保存状態を判定できないからです。
57.28GBというiCloud写真の使用量に対し、本体の空き容量は約20.99GBあります。少なくとも、現在の空き容量だけを見て「原本をすべて本体へ保存できる」と判断することはできません。
解約と同期オフは別物〜写真削除との違いも確認
iCloud+の解約は課金プランの変更で、容量が変わるのは現在の請求期間が終わった後です。Appleによると、使用量が新しい容量を上回ったiCloudは、同期も更新も行わず、iCloudバックアップも完了しません。
iCloud写真の同期オフは、そのデバイスで写真のアップロードや編集、削除が反映されなくなる操作で、写真のダウンロードか削除かを選びます。すべてのデバイスでオフにして写真を削除する操作は、30日後にiCloud上の写真が削除される扱いです。写真を1枚削除する操作も、同期中のすべてのデバイスに反映されます。
解約前に必ず見る3画面〜5分で確認できる
①iCloudの使用量:「設定」→自分の名前→「iCloud」を開き、iCloud全体と写真の使用量を見ましょう。実際の画面は61.6GB / 200GBで、大半を写真が占めていました。無料の5GBに収まらない量だと分かりますが、本体にオリジナルがあるかどうかは分かりません。

②本体の空きと写真の容量:「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」を開いて見ます。107.01GB / 128GB使用で空きは約20.99GBと、原本を本体へ戻せる余地の目安は分かりますが、どの写真のオリジナルが本体にあるかの証拠にはなりません。

③保存設定:「設定」→自分の名前→「iCloud」→「写真」を開き、「iPhoneストレージを最適化」か「オリジナルをダウンロード」かを見ましょう。最適化を選ぶと、フル解像度の写真とビデオはiCloudに保管され、iPhoneには必要に応じて省スペース版が保持されます。
写真を失わないために〜原本確認後に解約を判断
「ストレージを最適化」が選ばれ、本体の写真がiCloud写真より大幅に小さいなら、写真が見えているだけではオリジナルが本体にあるとは判断できません。
Appleは解約前に、新しい容量を上回る分をダウンロードまたは削除し、データをコピーしておくよう案内しています。コピーの手段は、iPhoneなら「未編集のオリジナルを書き出す」、iCloud.comなら1回に最大1,000個まで選んでダウンロードする方法です。25,068枚とビデオ92本の計25,160個なら、iCloud.comだけだと単純計算で26回以上の作業になります。
この記事を閉じる前に、「iCloudの写真使用量」「iPhoneの空き容量」「ストレージ最適化の設定」の3つだけ、画面で見ておきましょう。オリジナルの保存先と保存状態を見届けるまで、解約は急がないでください。

