DellがMacBook Neo対抗のXPS13を発表〜主張する6つの優位点を検証

MacBook NeoとDell

2026年5月31日にDellはAppleの「MacBook Neo」の対抗モデルとなる「XPS13」を発表しました。MacBook Neoより100ドル高い699ドルからの販売ながら、Dellは独自の6つの優位点を主張しています。実際にMacBook Neoよりも優れているのか検証します。

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DellがXPS13でMacBook Neoに挑戦状

XPS 13

Dellは新モデル「XPS13」の発表にあたり、「MacBook Neoと価格で競い、機能では上回る」と公式に述べ、Appleを名指しした対抗姿勢を示しました。

Dellが主張する「MacBook Neoにはない6つの機能」は、以下の6つです。

  • タッチスクリーン
  • バックライトキーボード
  • 高速USB-Cポート(10Gbps)
  • Wi-Fi 7
  • Windows Helloによる顔認証
  • 4基のスピーカー

ディスプレイも120Hz・DCI-P3 100%対応と、MacBook Neoの60Hz・sRGBカバレッジを上回る仕様となっています。RAMは8GB、筐体はアルミニウム製とMacBook Neoと同等の仕様を維持しており、コストを削減せずに機能を上乗せした構成です。

XPS13とMacBook Neoのスペック比較

主なスペックを比較すると、XPS13の強みと弱みが見えてきます。

項目XPS13MacBook Neo
価格(一般向け)699ドル〜599ドル〜
チップIntel Core Series 3A18 Pro
ディスプレイ120Hz・DCI-P3対応60Hz・sRGBのみ
解像度2,560×1,6002,560×1,600
Wi-FiWi-Fi 7Wi-Fi 6E
USB-C転送速度10Gbps480Mbps
スピーカー4基2基
タッチスクリーンありなし
冷却方式ファン2基ファンレス
RAM8GB8GB
重量約1.0kg約1.23kg

注目したいのはバッテリー駆動時間です。Dellはストリーミング時で最大17時間と公表していますが、XPS13のバッテリー容量は52Whrで、MacBook Neoの36.5Whrの約1.42倍にあたります。MacBook Neoのバッテリー駆動時間は最大16時間とされており、容量が約42%多いXPS13との差はわずか1時間にとどまる計算です。

以前のWindowsノートとの比較調査でも同様の傾向が指摘されており、A18 Proチップの電力効率の高さがうかがえます。

それでもMacBook Neoを選ぶ理由

MacBook NeoはA18 Proチップを搭載しており、ファンレス設計ながら高い処理性能を発揮します。XPS13はIntel Core Series 3を搭載してファンを2基備えていますが、動作音や発熱の面では不利になる可能性があるでしょう。Apple Siliconは性能あたりの消費電力で業界トップ水準にあり、同じバッテリー容量で比較した場合に逆転するケースも十分に考えられます。

iPhoneユーザーにとっては、AirDrop・ハンドオフ・iPhoneミラーリングといったAppleエコシステムの連携機能が標準で使える点も見逃せません。WindowsノートでiPhoneと同等の連携体験を得るのは難しく、日常の使い勝手に大きく関わるポイントと言えます。

トラックパッドの精度やSpatial Audio対応のスピーカー音質についても、同価格帯のWindowsノートと比べてMacBook Neoを評価する声が多いです。MacBook Neoが単なる格安Macでないことがよくわかります。

MacBook Neoが変えた低価格PC競争の行方

DellのXPS13発表は、MacBook Neo登場後に続くWindows各社の反撃の一例に過ぎません。AcerのSwift Air 14投入やQualcommの新チップ「Snapdragon C」発表など、複数のメーカーが相次いで対抗策を打ち出しています。

ASUSの会長もMacBook Neoのコスト効率から学ぶべきとコメントしており、業界全体がAppleの低価格戦略を強く意識していることがうかがえます。

MacBook Neoが登場する以前、この価格帯でこれほど多くのメーカーが本格的な競合機を打ち出す状況は考えにくかったでしょう。競争の激化は製品の質と価格の両面でユーザーにメリットをもたらす可能性があります。今後もMacBook Neoを起点とした低価格帯の競争がどこまで広がるか、注目したいところです。

Photo:Dell/Apple

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