【レビュー】iPhone17 Pro純正テックウーブンケース、新素材の質感を試す

iPhone17 Pro用のテックウーブンケース（ブラック）が、iPhoneよりも早く到着したのでレビューします。立体的な織り目のテクスチャが特徴的で、同時発表されたクロスボディストラップと組み合わせられます。iPhone16 Proに装着する実験もしてみました。

iPhone17 Pro用テックウーブンケースが到着！

iPhone17 Pro（シルバー）とあわせて予約注文していた、テックウーブンケース（ブラック）と、クロスボディストラップ（ライトブルー）のうちアクセサリー2点が、ひと足先に到着しました。

そこで、クロスボディストラップに続いて、iPhone17 Proの到着前にテックウーブンケースの質感、iPhone16 Proに装着してみた状態などをレビューします。

テックウーブンケースは、レザー製品の販売を取りやめたAppleが投入したファインウーブンケースに続く、新しいファブリック系素材のケースです。

Appleによると、背面は100％再生ポリエステル素材で、側面は熱可塑性ポリウレタン（TPU）素材です。

カラバリは5色、価格は9,980円（税込）

iPhone17 ProとiPhone17 Pro Max用ケースとして発表されたテックウーブンケースには、ブルー、パープル、シエナ、グリーン、ブラックの5色が用意されています。

iPhone17 Pro/iPhone17 Pro Maxのシルバー、コズミックオレンジ、ディープブルーの3色のうち、テックウーブンケースと同系色で揃えられるのは、ディープブルーのiPhoneとブルーのケースだけで、ややちぐはぐな印象を受けます。

日本での販売価格は、iPhone17 Pro用とiPhone17 Pro Max用ともに9,980円（税込）です。ちなみに、アメリカでの販売価格は59ドルです。この価格設定は、クロスボディストラップと同じです。

「時間の経過とともにすり切れてくる場合があります」

テックウーブンケース（ブラック）の外箱には、カメラ開口部が印象的なケース写真が大きく印刷されています。

外箱の背面には、「MagSafeおよびカメラコントロール対応。クロスボディストラップと互換性があります」と記されています。

製造国は中国で、製造時期は2025年8月です。

同封されている説明書には、以下の注意が記されています。

あなたのiPhoneを保護するテックウーブンケースは、ウーブン生地で作られています。この素材は、時間の経過とともにすり切れてくる場合があります。MagSafeアクセサリを使うと、わずかな跡が残ります。

なお、MagSafeを使用した場合の跡については、以前Appleが販売していたレザーケースについても注意喚起がありました。

糸を立体的に織り込んだ背面素材

テックウーブンケースの背面は、やや太めの糸を立体的に織り上げたテクスチャで、ザラザラした手触りです。Appleロゴの部分は型押しされて凹んでいます。

素材が全く異なるので単純比較するのは的外れですが、レザーケースの手にしっとり吸い付く質感とは対照的な、ドライな触感です。

iPhoneに触れる面であるケース内側は、外側とは少し違う質感の生地が用いられています。MagSafe用のマグネットも内蔵しています。

底面部分の両脇に、クロスボディストラップ取り付け用の穴が開いています。

ケースの内側を見ると、取り付け穴の内側を凹ませた構造になっています。クロスボディストラップ取り付け用の紐がフィット感に影響することを避けるためと思われます。

ケース側面は、細かい凹凸加工の施されたTPU素材です。カメラコントロール部分はカバーする構造で、外側はツルツルした質感です。

カメラコントロールをカバーする部分の内側は、シリコンシートのような、しっとりした質感です。

クロスボディストラップを取り付けてみた

テックウーブンケースに、クロスボディストラップを取り付けてみました。

クロスボディストラップの取り付け用紐は、取り付け穴周りの凹みの中に収まっています。

同程度の細さの紐で取り付けるタイプのストラップであれば、問題なくテックウーブンケースに装着できそうです。

iPhone16 Proに装着してみた

テックウーブンケースを、iPhone16 Pro（ブラックチタニウム）に装着してみます。後日、iPhone17 Proが到着次第、iPhone17 Pro実機での装着感などをまとめた記事を公開予定です。どうぞお楽しみに！

通常のケース装着と同じく、軽い力で簡単に装着できました。ただし、背面カメラ周りはケースの方が大きく、若干浮いている状態です。iPhone17 Proの背面カメラ部分の大きさが分かります。

iPhone16のサイドボタン、音量ボタン、アクションボタンも問題なく操作できます。

ケースの上から、カメラコントロールも操作できます。

iPhone16 Proに装着してみた状態では、前面の縁がガラスフィルムよりわずかに高く、スクリーンをテーブルなどとの接触から守る構造となっています。

まとめ：テックウーブンケースの印象

テックウーブンケースは、立体的な織り目のテクスチャが落ち着いた印象を与える、質感の高いケースです。

気になる耐久性については、一番痛みやすい側面、とくにコーナー部分が強度の高いTPU素材であることから、簡単にボロボロにはならないのではないか？という印象を持ちました。

やや気になるのは、テックウーブンケースに、iPhone17 Proのシルバーに近い明るめのカラーが用意されなかったことです。ライトグレーなどのカラーがあっても良いのに、と思いました。

一方で、iPhone17 Proにブラック系のカラーがないのに、テックウーブンケースにはブラックがあり、本体色との統一感がやや取りづらく、明るめグレー系などが追加されると選びやすくなりそうです。