Appleのティム・クックCEO、退任のウォーレン・バフェット氏に敬意

Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は現地時間5月4日、「投資の神様」として知られるウォーレン・バフェット氏がバークシャー・ハサウェイのCEOを年末に退任するのに寄せて、Xにバフェット氏への敬意を示す投稿をしています。
「彼と知り合えたことは大きな名誉」
ティム・クックCEOは、Apple Parkの建物の中でウォーレン・バフェット氏と並んで微笑んでいる写真を添え、以下のように述べています。
これまで、ウォーレンのような人はいなかったし、私を含め数えきれないほどの人が、彼の知恵からインスピレーションを受けてきました。彼と知り合えたことは、私の人生における大きな名誉のひとつです。そして、ウォーレンがバークシャー・ハサウェイをグレッグに託すことに疑いの余地はありません。
There’s never been someone like Warren, and countless people, myself included, have been inspired by his wisdom. It’s been one of the great privileges of my life to know him. And there’s no question that Warren is leaving Berkshire in great hands with Greg. pic.twitter.com/7p5zXtq5hP
— Tim Cook (@tim_cook) May 3, 2025
Apple最大の株主になったバークシャー・ハサウェイ
バフェット氏は以前、Appleへの投資に慎重な姿勢でしたが、バークシャー・ハサウェイは2016年にApple株の購入を開始し、最終的に世界最大の機関投資家株主となりました。
ウォーレン・バフェット氏はAppleを単なるテクノロジー企業としてではなく、比類なきブランドロイヤリティと継続的な収益をもたらす消費者ビジネス企業として、有望な投資先と見ており、たびたびAppleを称賛していました。バフェット氏が注目したことで、Apple株は世界の投資家から注目を集め、時価総額の成長につながりました。
バークシャー・ハサウェイは保有していたApple株の約3分の2を売却したものの、現在でも約750億ドル相当のApple株を保有しています。
2019年にはバフェット氏をモデルにしたiPhoneゲームも
バークシャー・ハサウェイの次期CEOとして、グレッグ・エイベル氏が発表された株主総会では、2019年にiOSゲームアプリ「 Warren Buffett’s Paper Wizard(ウォーレン・バフェットのペーパーウィザード)」が発表されました。
このアプリは、新聞配達で起業資金を貯めた若い頃のバフェット氏のエピソードを踏まえて、新聞配達ゲームです。ゲーム終盤にはApple Park内への新聞配達ステージも登場します。
残念ながら、同アプリはすでにダウンロードできなくなっています。

Source: 9to5Mac