糖尿病予備群向けアプリの社内テストを実施?将来的に血糖値アプリへ統合の可能性も

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Appleは2024年初頭に、一部の従業員向けに血糖値に関するアプリのテストを行ったとBloombergが伝えています。

このアプリは、Apple Watchへの搭載が以前から噂されている非穿刺型血糖値測定機能との直接的な関連性はなく、糖尿病予備群における血糖値に対する意識を向上させるもののようです。

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2型糖尿病発症が危惧される従業員を参加者として実施

Bloombergによれば、血糖値に関するアプリのテストはAppleの従業員において2型糖尿病発症が危惧される者を対象として行われたとのことです。

テストへの参加者は事前に血液検査が行われたとのことですので、食後高血糖状態にないか、また、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)の数値などを参照したと予想されます。

食品と、食後の血糖値上昇の相関関係を確認するテスト実施?

テストへの参加者は、市販されている血糖値測定機器を用いて、食事および摂取した食品とその後の血糖値の変化が確認されたとBloombergは説明しています。

例えば、昼食にパスタを食べた参加者において血糖値の急激な上昇が確認された場合、低GI(Glycemic Index:グライセミック・インデックス)食品に切り替えるようなアドバイスを発するアプリにすることなどが考えられるようです。

社内テストは一時的に停止、アプリのリリースはなし?

これらは、糖尿病予備群と認識して食事管理を行っていれば特に真新しいものではなく、既に意識して取り組んでいる方も多いでしょう。

Apple社内でのテストも現在は一時的に停止しており、アプリ開発の目的は血糖値に関連するユーザー向けヘルスケアアプリ開発の可能性を探るものだったようです。

ただし、こうしたテストで得られた知見が、将来的にApple Watchへの搭載が以前から噂されている非穿刺型血糖値測定機能に活かされる可能性があるとBloombergは述べています。

Source:Bloomberg, 大塚製薬

Photo:Dexcom

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