iPhoneを使ってGPT-4のコンピュータビジョンAIを作った強者が登場

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Microsoftが巨額を投資するOpenAIが提供するチャットボットChatGPTの最新バージョンGPT-4iPhoneをかけ合わせ、視覚を持った人工知能(AI)アシスタントを作った強者が登場し、話題になっています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhoneを使って、視覚を持った人工知能アシスタントを作った強者が登場。
2. 冷蔵庫の中からケトン食に則した食べ物を見つけさせ、レシピを考えさせるプロセス。
3. iPhoneからMacへの映像のストリーミングを処理するシステムだという。

AIアシスタントの未来がここに?

AI関係の制作を行うマッケイ・リグレー氏(@mckaywrigley)は、「iPhoneでGPT-4に目を与えてみました」と動画をソーシャルメディアに公開しました。
 
同氏が行ったのは、厳しい糖質制限によって身体をケトジェニックな状態にし、脂肪を燃えやすくする「ケトン食(ケトジェニックダイエット)」とは何かをAIに学ばせ、冷蔵庫の中からケトン食に則した食べ物を見つけさせ、インターネットを検索し、すでにある材料でレシピを考えさせるという4段階のプロセスです。
 


 
 
一見iPhone上でコンピュータビジョンの処理をすべて行っているように見えますが、iPhoneからMacへの映像のストリーミングしているとのことで、やはりコンピュータは現段階では必要なようです。
 
リグレー氏いわく、必要なものは次のものだけだそうです。
 

  • YoloV8でオブジェクト検出を行う
  • 20分のYouTube動画で、ビジョンモデルに独自のデータ/画像を追加する方法を学ぶ
  • GPT-4でAIを扱う
  • OpenAI Whisperで音声をつける
  • Googleカスタム検索エンジンでWebブラウジングを行う
  • MacOS/iOSで、iPhoneからMacへの映像のストリーミングを処理する
  • Pythonの基本的なコーディング

 
同氏は今回のシステムの開発理由について、「AppleのARグラスが今年の夏に発売されるらしいので、AIでクールなものを開発できるように準備している」と述べています。
 
 
Source:@mckaywrigley/Twitter
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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