OPPO、Dimensity 8000-MAX搭載スマホを発表~カスタム版SoC

Dimensity 8000-MAXの画像

Dimensity 8000-MAXの画像
 
OPPOがMediaTekの未発表システム・オン・チップ(SoC)「Dimensity 8000-MAX」を搭載したスマートフォンを発表しました。
 
どうやらDimensity 8000のOPPO向けカスタムチップのようです。

MediaTek Dimensity 5G Open Resource Architectureに基づくチップ

Dimensity 8000-MAXは、MediaTekが提供する「MediaTek Dimensity 5G Open Resource Architecture」に基づいて開発されたチップだと推測されています。
 
これはスマートフォンメーカーがSoCのハードウェアリソースに直接アクセスできるなど、既存のチップをスマートフォンメーカーがカスタムチップのように使えるようになるプログラムです。
 
これまでにもVivoがDimensity 1200-Vivoというチップを採用したことがあります

Dimensity 8100に迫る性能を発揮

OPPOによるとDimensity 8000-MAXの性能はDimensity 8100に近く、消費電力はDimensity 8100よりも小さいそうです。
 
Dimensity 8100-MAXのGeekbenchのスコアはDimensity 8100の957(シングルコア)/3,831(マルチコア)に対して927/3,793であり、消費電力は2.06ワット/4.70ワットに対して1.98ワット/4.40ワットです。
 
Dimensity 8000-MAXとDimensity 8100のGeekbench性能
 
Dimensity 8000-MAXのCPUコア構成はArm Cortex-A78 x 4 + Cortex-A55 x 4で、Cortex-A78の動作周波数は2.75GHzとされており、これはオリジナルのDimensity 8000と同じスペックです。
 
Dimensity 8000-MAXはOPPOが4月24日に発売するOPPO K10 Standard Editionに搭載されます。

 
 
Source: OPPO via 数码闲聊站/Weibo, Sparrows News
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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