Instagram、全ユーザーに生年月日の入力を義務化へ

Facebookは現地時間8月30日、傘下のInstagramにおいて、すべてのユーザーに生年月日の入力を義務付けることを発表しました。若年層のユーザーが、安全にInstagramを利用できるようにすることを目的としたものです。
ログイン時などに生年月日の入力を促す画面を表示
Instagramは2019年より、新規アカウントを作成するユーザーにのみ生年月日の入力を義務化していましたが、今後は全ユーザーに入力を促す取り組みを実施します。
具体的には、生年月日を入力していないユーザーがInstagramにログインする際、数回にわたって入力を促す画面を表示します。
不適切なコンテンツのマークが付いた投稿を閲覧する際も、同様に入力を促す画面を表示します。
特定の時点で入力が完了していないユーザーは、Instagramの利用ができなくなる可能性があります。
嘘の生年月日を入力したユーザーを判別するシステムも開発中
また、Instagramは嘘の生年月日を入力するユーザーを検知する新しいシステムを開発中であることも発表しています。
これは人工知能(AI)を用いたシステムで、「誕生日おめでとう」などの投稿からユーザーの年齢を推定する仕組みです。もし実年齢より高く設定しているとシステムが判断した場合は、ユーザーに年齢を確認するためのオプションメニューを表示します。
すべてのユーザーが正しい生年月日を入力することで、若年層はより安全にInstagramを利用できるようになり、広告主にとっても適切なユーザーに関連性の高い広告を表示できるようになります。
若年層のユーザー保護に力を入れるInstagram
Instagramは、これまでにも若年層のユーザーを保護するための活動として、一部成人ユーザーとティーンユーザーの交流を制限する機能の開発や、16歳未満の新規アカウントをデフォルトで非公開にする仕組みの導入などを実施しています。
Source:Facebook via ITmedia NEWS
(kotobaya)