Mastercard、2033年までに磁気ストライプを完全に廃止する方針

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Mastercardがクレジットカード及びデビットカードの磁気ストライプを、2033年までに段階的に廃止する計画を立てていることが明らかとなりました。これにより、物理的なApple Cardの見た目も変わる可能性があります。

Apple Cardの見た目が変わる可能性も

磁気ストライプが搭載されたクレジットカードは、1960年以来、世界中で使用されてきた支払い方法です。しかし、消費者の決済習慣の変化に伴い、Mastercardは磁気ストライプの廃止を検討しています。
 
同社は、自社WebサイトのNewsroomページにおいて、2024年以降、ほとんどの市場で自社のクレジットカード及びデビットカードの新規発行には磁気ストライプの搭載が必要なくなると述べ、2033年までには完全に廃止されるとしています。
 
物理的なApple Cardの決済はMastercardのネットワーク通じて行われるため、Appleはいち早く磁気ストライプを廃止し、カードの見た目をよりすっきりさせる可能性があります。

消費者の支払い方法に変化

これらの背景には消費者の支払い方法が、磁気ストライプからICチップ搭載クレジットカード及びApple Payなど非接触型の支払いへとシフトしていることが挙げられます。
 
12月に行われた調査によると、米国人の半数以上が、他の決済システムよりも端末でのICチップカード決済を好み、次いで、非接触型決済が選ばれていることが明らかとなりました。従来のスワイプによる支払いを好むと答えた人はわずか11%で、非接触型決済の利用経験がある人では9%という結果となっています。
 
Mastercardは2024年より、ICチップカードが既に広く普及している欧州などの地域から磁気ストライプの廃止を段階的に進めるとしています。米国の銀行では、2027年より磁気ストライプ付きICチップカードを発行する必要がなくなるとのことです。
 
さらに同社は2029年までに、磁気ストライプ付きの自社クレジットカード及びデビットカードの新規発行を停止するとしています。ただし、米国及びカナダのプリペイドカードについては対象外とのことです。
 
 
Source:Mastercard via AppleInsider
(m7000)

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