MediaTekの2021年1月の収益が前年同期比80%近く増加する

MediaTekのDimensityチップの画像

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台湾のモバイル向けシステム・オン・チップ(SoC)製造会社であるMediaTekが好調です。同社の2021年1月の収益は前年同期比で78.3%増加し、2020年全体の収益も過去最高を記録しました。

MediaTek史上2番目に高い月次実績

MediaTekが発表した2021年1月の収益は約12.6億ドル(約1,334億円)で、前年同期比で78.3%増、前月比で9%増となりました。
 
これは同社史上2番目に高い月次実績とのことです。
 
さらに、2021年第1四半期の売上高は約34.4億ドル~約37.1億ドル(約3,642憶円~約3,928億円)と予想され、最大8%の成長を見込んでいるとのことです。

5G向けとChromebook向けなどのチップが好調

この成長は、5Gスマートフォン向けチップの需要の急増に加え、4GスマートフォンやChromebookの出荷台数の増加を背景としているそうです。
 
MediaTekは2020年全体としても過去最高の約115億ドル(約1兆2,176億円)の収益を上げ、30.8%の成長率を記録しました。
 
また、2020年第3四半期のスマートフォン向けチップシェアにおいて、MediaTekはQualcommを上回っています

 
 
Source:MediaTek via DIGITIMES, Gizmochina
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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